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京セラ/流通POSシステム向けプリンター新製品発売

2002年04月15日/未分類

京セラ(株)は、サーマルプリントヘッド「KPBシリーズ」の流通POSシステム向け、およびハンディターミナル向けの製品において、搭載ICの改良を行いパフォーマンスの向上を実現した新製品の発売を開始した。
POSシステムの性能向上とハンディターミナルの機能向上には、ハンディターミナルの内部に装置されるサーマルプリントヘッドはプリンタ部分のキーデバイスであり、ともに「省電力対応」「印画性能の向上」が求められている。
同社の「KPBシリーズ」新ラインアップは、ICの改良によってそれらのマーケットニーズを満たしたパフォーマンスを実現するとともに、現行使用機器の機構設計を変更せず置き換えることも可能とした。
新製品の概要
1. 電源の低電圧化を実現し、省電力化ニーズに対応(共通)
サーマルプリントヘッドの駆動用ドライバICのロジック電源は従来5.0Vだったが、近年のPCマザーボードやCPU電源の低電圧化の傾向同様、プリント機器に組み込まれるマザーボードにおいても省電力化へのニーズが高まっている。ドライバICの出力トランジスタ性能を改良することによって、3.3V駆動という低電源電圧を実現。                   
2. 印画速度高速化を実現(流通POSシステム向け)
POSシステム向けプリント機器では、大量かつ迅速な印字が要求される。ドライバICの出力トランジスタ性能を引き上げ、IC内部での損失を低減することによって、印画速度を従来比1.5倍になった。
3. 機器バッテリーの長期使用と印画速度高速化を実現(ハンディターミナル向け)
小型化が進んでいる独立携帯型のハンディターミナルは、省電力化によるバッテリーの長期使用と、印画速度の向上が重視される。駆動用ドライバICのロジック電源を3.3Vに対応し、かつ内部抵抗を約25%低減することで、従来比30%の印画効率向上を実現。この結果、より長期間のバッテリー使用と16mm/sec(ニ分割印字、同時駆動印画率12.5%にて)という大幅な印画速度の向上を実現した。
出荷開始:2002年4月
生産工場:鹿児島隼人工場(前工程)、長野岡谷工場(後工程)
生産規模
月産10 000本体制から開始、2002年中に月産100 000本体制を目指す

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