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ヤマト運輸、UPS/合弁事業再構築

2002年05月06日/未分類

ヤマト運輸(株)は、ユナイテッド・パーセル・サービス社(以下UPS)との合弁事業を再構築する。
ヤマト運輸(株)とUPSは1990年7月に、国際宅配便事業を運営するため合弁事業契約を締結し大きな成果を上げてきた。
また両社は2000年3月に、顧客に対して一貫した責任のあるサービスを推進し、経営責任を明確にするため、合弁事業を再構築し、小口貨物を専門に取り扱うユーピーエス・ヤマト・エクスプレス(株)と航空貨物を専門に取り扱うヤマト・ユーピーエス・インターナショナル・エアカーゴ(株)に分社し、それぞれの得意分野に資源を集中する組織および機能を整備した。
しかし、2001年初め、UPSが全世界的なフォワーディング業務のネットワークを持つフリッツ社を買収したことで、日本における航空貨物の輸送体制を見直すこととなり、今回の合弁事業再構築の契機となった。
 
合弁事業再構築の内容は、ヤマト運輸(株)がヤマト・ユーピーエス・インターナショナル・エアカーゴ(株)のUPSの株式持分(49%)を買い取り、ヤマト運輸(株)の100%子会社とする。
なお、ユーピーエス・ヤマト・エクスプレス(株)の合弁の枠組みは現状のままとし、さらに協力関係を強化する。
 
今後はヤマト運輸(株)とUPS両社の強みをより発揮し、グループとしてニーズの異なる顧客に対する幅広い対応を行っていく。
ヤマト運輸(株)は従来通り、UPSの国際宅配便の日本国内における集配業務を継続し、ヤマト運輸(株)の100%子会社となる新航空貨物会社もUPSの国際宅配便の販売を継続する。
ヤマト・ユーピーエス・インターナショナル・エアカーゴ(株)の株式買い取り時期、新航空貨物会社の名称等は現在検討を進めている。

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