ＣＣＣ、デジキューブ／資本提携、物流業務を統合

カルチュア・コンビニエンス・クラブ（株）（以下ＣＣＣ）と（株）デジキューブは５ 月７ 日、エンタテインメントソフト商材の流通に関する資本提携を伴う業務提携に合意した。
ＣＣＣは、全国にフランチャイズ展開するＴＳＵＴＡＹＡ店舗において各種エンタテインメントソフトのレンタル・販売・リサイクル（中古販売）を行っており、1 066 店舗中ゲームソフトを販売している店舗は645 店舗あり、さらなる販売力の強化と他チェーンとの差別化が求められていた。
この度、コンビニエンスストアへのゲームソフトなどエンタテインメントソフト流通を手がけるデジキューブと業務提携を行いＣＣＣグループの仕入れ・流通機能を統合することで、関連業務の一層の効率化を図るもの。
両社はゲームソフトをはじめとするエンタテインメントソフト各種の流通事業について下記の点について協議し、ことし７月を目処に仕入れ及び流通に関する業務の一部を統合する。
（１） 商品調達力の強化による販売力強化に関する事項
（２） 物流業務の統合による業務効率化に関する事項
（３） 共同独占商品など新規商材の開発・開拓に関する事項
またＣＣＣは、デジキューブの第三者割当増資により、平成14 年5 月末までに6 200株を985 800 000円で引き受けることに合意した。増資後のＣＣＣの出資比率は、22.73％になる見込み。
ＣＣＣは、業務提携により、ゲームソフトを中心とした商品物流の効率化を図ることができるため、平成15年3 月期連結営業利益で120 百万円のプラス効果を見込んでおり、平成16 年3 月期以降
については、両社間で業務提携の範囲が広がることを予定しており、より大きなプラス効果を見込
んでいる。