全日本空輸／グループ内の貨物物流3社の合併

全日本空輸（株）グループは7月1日、グループ内の貨物物流会社である3社を、エーエヌエー・ロジスティクサービス（株）を存続会社として、合併させる。
３社概要
（1）エーエヌエー・ロジスティクサービス株式会社（ALS）：ANA100%子会社
成田空港を拠点とした、ANA輸入貨物上屋ハンドリング業
（2）エーエヌエーデリバリー株式会社（ANAD）：ALS100%子会社
関東地区を中心とした、自動車による各種運送・倉庫業
（3）エーエヌエー・キャリングサービス株式会社（ANACS）：ALS100%子会社
関西地区を中心とした、自動車による各種運送・倉庫業
ANAグループの貨物郵便部門は、「ANAグループ基本戦略構想（02～03年度）」に基づき、「貨物郵便部門グループ戦略」を立案した。
この中は、成田暫定平行滑走路供用開始による本格的競争激化や、荷主・貨物フォワーダーからの物流に対するニーズの多様化に対応していくため、部門内体制の一体化・スリム化を推進し、スピードを持ってマーケットに対応していく体制を整備していくことを掲げている。
3社統合により、今後成長が予測される航空貨物マーケットにおける競争を勝ち抜くために以下の強化を図る。
1.「航空輸送」のみに留まらない、シームレスな輸送サービスへのニーズの高まりに対する、貨物物流分野における空・陸双方の連携強化による、ANAグループ貨物部門の総合力（多様なニーズへの対応力）向上
2.一体経営による間接部門の効率化の推進
1） 合併方式
エーエヌエー・ロジスティクサービスが存続し、エーエヌエーデリバリーならびにエーエヌエー・キャリングサービスが解散します。
2） 合併期日
2002年7月1日
3） 新会社の概要
1.商号：エーエヌエー・ロジスティクサービス株式会社
2.本店所在地：千葉県成田市
3.資本金：3億7616万円
4.代表者：代表取締役社長 橋本 安弘
5.従業員数：155名