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大昭和運輸/自己破産

2002年06月27日/未分類

(株)帝国データバンクの調べによると、大昭和運輸(株)は、6月22日までに静岡地裁富士支部へ自己破産を申請し、破産宣告を受けた。破産管財人は、大橋昭夫弁護士(静岡市鷹匠1-5-1、電話054-251-1348)。
同社は、1959年(昭和34年)6月に大昭和製紙(株)をはじめ同社グループ企業の製紙原料運搬を目的に設立された貨物運送業者。大昭和製紙(株)の持分法適用会社として同社を主力先としていた。近時は、陸上運送(約37%)、海上輸送(約22%)、古紙・輸入パルプ等の販売(約35%)、倉庫収入(約7%)の事業比率で手がけ、県内トップクラスの総合物流会社として96年3月期には年収入高約369億1300万円を計上していた。
その後、運送部門は堅調な推移にあったものの、古紙・輸入パルプ等販売部門は価格下落や過剰在庫から業績は落ち込んでいたうえ、過去の相次ぐ設備投資の借入れが負担となっていた。さらに、2000年3月には関係会社で不動産管理を手がける大昭和愛鷹(株)(静岡県富士市)が特別清算を申請したことで約4億1500万円の焦げ付きが発生。2001年同期には年収入高約338億5000万円に対し、有価証券の評価損などから約5300万円の赤字決算を余儀なくされていた。
昨年3月には大昭和製紙(株)が日本製紙(株)(東京都千代田区)と事業統合し「日本ユニパックホールディンググループ」を形成していたほか、今年6月1日には陸上運送部門が同グループ会社の大昭和ロジスティクス(株)(静岡県富士市)に譲渡されていた。負債は約360億円。

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