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三菱化学ポリエステルフィルム/SCMプロジェクト開始

2002年07月08日/未分類

SAPジャパン(株)は、三菱化学ポリエステルフィルム(株)が、SAPのサプライチェーン計画系製品であるSAP APO 3.0(APO: アドバンスト・プランナー・アンド・オプティマイザ、以下:SAP APO)を活用して、フィルムの顧客との一歩進んだ関係作りを目指して、SCM網の構築を開始し、その第一段階として三菱化学とMFJ間の需要連鎖計画を構築するプロジェクトを進めている、と発表した。
この需要連鎖計画プロジェクトの構築は、既に2001年7月から本格稼動しているSAP R/3システムに加え、SAP APO 3.0の新たな導入によって実現。グループ企業間における需要連鎖計画を核にしたサプライチェーン・マネジメントの構築は、三菱化学ポリエステルフィルムが初めてです。
同社は、基幹システムSAP R/3の導入に続き、計画系システムのSAP APO 3.0を導入することにより、20%在庫圧縮を目指す。また、原料の供給元である「三菱化学本体」と製造者である同社間で、販売計画、需要予測、生販在計画を共同で行い、工程別の生産計画の立案を行うことにより、サプライチェーンの最適化を実現。さらに、計画系と実行系を統合し、操作性と可視性の向上を図る。
今回のプロジェクトは、三菱化学グループの情報システムを一手に管理しており、同社の基幹システムSAP R/3の構築にも携わった(株)菱化システムが担当。このプロジェクトは15名のプロジェクトメンバーより結成され、2003年3月に本格稼動する予定。
今回、同社がSAP APO 3.0を採用した理由は、既に本格稼動している基幹システムSAP R/3との親和性(マスタデータの統一性と整合性)に加え、SAP APO 3.0が、サプライチェーンプランニングツールとして高い将来性があると評価したため。このプロジェクトで導入するSAP APOの製品モジュールは以下のとおりです。
需要計画を実行するDP(Demand Planning)
需給連鎖計画のSNP(Supply Network Planning)
生産計画/詳細計画のPP-DS(Production Planning-Detail Scheduling)
今後、菱化システムは、同社をはじめとする三菱化学グループ関連会社30 社におけるSAPの導入ノウハウと、そこで培われたテンプレートおよび導入方法を活用し、SAP導入パートナーとして、SAPジャパンと連携しながら、製造業を中心にSAPの導入支援サービスを展開する予定。

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