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丸善電機/BAAN導入により精密な在庫管理実現

2002年07月21日/未分類

バーン ジャパン(株)は、家庭用照明製造販売の丸善電機(株)において、全社的な業務革新プロジェクトのもと、バーン社ERP製品(iBaanERP)を導入し、在庫管理および生産計画から納品までのリードタイムの大幅な短縮、納品遵守率の向上などで、大きな経営効果を達成していることを発表した。
丸善電機は、2001年9月1日に生産業務、2002年2月20日に販売業務、2002年4月1日に会計業務においてERPの稼動を開始した。
同社では、在庫不一致や、発注ミス、売り損ないなどの課題に対して、全社的な業務改革を2000年春に開始。納品率の向上、セル生産方式の導入、日本全国へのリアルタイムな物流システムの構築などを含め、業務改革と併せたERPパッケージの選定を2000年夏に開始した。
適切な販売・在庫管理等の製造業向けの高い機能、また短期間で導入の可能性を検討し、ISIDから提案されたバーン社のERPの採用を決定。ERP導入に際しては、正確で適正な在庫管理にフォーカスし、役員を含めた専任のプロジェクトチームを立ち上げ、業務責任者による綿密な連携と取引先を含めた全社的な共同作業により、2001年9月に生産業務を約9ヶ月間という短期間で稼動開始した。
今回のERP採用の中心課題であった在庫管理においては、従来1.5ヶ月であったものが、3週間程に削減され、生産計画から納品までのリードタイムは、従来1ヶ月であったものが2週間に短縮、納期遵守率も95%に向上し、大きな経営効果を達成している。
さらに、EPR導入により共通情報に基づく部門間のコミュニケーションが活性化し、人的能力のスキルアップによる生産性が向上。この一連の改革によって、柔軟性が高くスピードのある製品供給が可能となり、より高度なSCMを目指す経営基盤の整備が完了した。
丸善電機(では、2002年の経営方針の柱としてSCM体制の完成を掲げ、各業務の連携を高め、在庫管理の精度の向上、全国の外部委託を含めた4カ所の物流センターとのリアルタイムな情報把握と円滑なコミュニケーション環境の実現、さらに顧客との綿密な情報交換による製品開発により、新市場の開拓、更なる競争力強化を目指す。

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