(株)菱食は、社内分社化している事業本部(フードサービス・低温食品事業)を、平成15年1月1日に分社し、(株)ニチレイの子会社である(株)ユキワと分社した新会社と平成15年10月1日に合併することを基本合意した。
最近の消費者ニーズのキーワード(安心、安全、おいしさ、少量)に的確に応えるミールソリューションを提供し、またバラエティーに富んだ豊かな食品を低コストで供給するため、リョーショクグループでは商品の特性及び食品流通の特徴により、「加工食品」、「フードサービス・低温食品」、 「酒類」、「菓子」の4カテゴリー別に分類しその専門性を高める一方、情報・物流等を統合しフルラインで一括供給するべく、グループネットワークの構築を進めている。
既に「酒類」は(株)リョーショクリカーを中核企業として、また「菓子」は(株)リョーカジャパンを中心にそれぞれ専門ノウハウに磨きをかけ、優れた中間流通機能構築を目指しているが、このたび「フードサービス・低温食品」のカテゴリーについても同様に、独立カンパニーとして位置づけ、会社分割制度により分社することとした。
ニチレイグループのユキワは、低温食品の取扱いでは大手の卸売企業であり、取引とのイコールパートナー(コー・ソーシング)の関係を重視した機能戦略を展開し、商品開発機能・ロジスティクス機能・情報機能を併せ持ったトータルソリューションを提供する「21世紀型卸売業」を目指している。
同社はあらゆる業態をカバーしており、さらにフレッシュのフルライン化を新たな事業戦略の核とし、定温流通事業の拡大を図っている。また、ユキワは3年前に菱食及び三菱商事(株)から資本参加を受け業務提携を推進しており、既に菱食の基幹情報システムであるNEW-TOMASの導入も完了している。
菱食の分割新会社とユキワは合併により、わが国を代表する「フードサービス・低温食品」の卸売業の確立を図っている。また、合併会社は早期の上場を目指すとともに、門戸を開放し、さらに同志を加え地域対応力を充実させ、全国レベルでの最適・最強の供給体制を整えるために、一層のサービス機能の向上に努めていく。
効果
(1) 多様化する食のニーズを的確に捉えた高付加価値商品の開発と提供
(2) 規模の拡大によるコスト競争力と経営基盤の強化
(3) NEW-TOMASの高度利用による、高品質なサービス及び情報の提供
(4) ローコストなロジスティクス機能の強化によるSCM の推進
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菱食、ニチレイ/低温食品事業で新会社
2002年07月25日/未分類
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