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富士電機/自販機事業に関わる開発・生産体制再編

2002年07月28日/未分類

富士電機(株)はことし4月1日、三洋電機(株)から三洋電機自販機(株)(現、吹上富士自販機(株))の全株式を譲受けた後、ほぼ同一の機能を有する自販機等を富士電機(株)三重工場と吹上富士自販機(株)のそれぞれにおいて開発・生産するという体制を継続してきたが、このたび、開発・生産面での大幅な合理化、効率化を目的として、同一機種・類似機種の統廃合を実施すると共に、両拠点間におきましてその担当機種を再配置する。
現在、富士電機(株)三重工場と吹上富士自販機(株)は、それぞれ従来からの富士電機の機種と旧三洋自販機の機種を生産していたが、同一機種・類似機種を統廃合すると共に機種毎に開発体制の一元化を図る。
このため、拠点毎に生産する担当機種の再配置を実施し、機種を一方の拠点に集約することにより、技術力の集中・強化、重複発生していた開発関連の諸費用や投資の削減、あるいは同一機種集約によるスケールメリットの徹底追求等によって合理化、効率化を図る。
各生産拠点が開発・生産する担当機種
富士電機(株)三重工場:缶自販機、ペーパーパック自販機 他
吹上富士自販機(株):カップ自販機、タバコ自販機、食品自販機、物品自販機、飲料ディスペンサー等各種フード機器 他
機種区分は、技術的類似性、部品の共通性、両拠点の物理的スペース等に基づくものだが、富士電機(株)三重工場は比較的大ロットの機種を担当する生産拠点、吹上富士自販機(株)は中小ロット品担当の生産拠点となる。なお、開発要員を始め、当該機種関連の従業員についても相互に異動を行う。
上記機種再配置を実施するとともに、両拠点の人員規模の最適化を図り、三重工場は現在1 300人弱の人員を1 100人弱の規模に、吹上富士自販機(株)は900人から700人弱の体制に最適化を図る。
概略スケジュール
・関連人員の相互の異動 : 2002年7月から適時
・設備等の移設、増強、整備 : 2002年7月から11月まで
・吹上富士自販機(株)における飲料ディスペンサー等フード機器の生産開始 : 2002年10月から
・両拠点での担当自販機の生産開始 : 2002年11月から
上記スケジュールは、缶自販機を中心といたします2003年度機商談を考慮に入れたもので、同年度機から新しい体制での開発・生産を行う。また、新規の設備導入および既存設備の移設費用を合わせて約20億円となる。

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