オムロン／ＲＦＩＤシステムのＩＤセンサユニット新発売

オムロン（株）は、電磁結合方式の形Ｖ６００シリーズ ＲＦＩＤシステムを同社製プログラマブルコントローラ（ＰＬＣ）の「ＳＹＳＭＡＣ　ＣＪシリーズ」と「ＳＹＳＭＡＣ　ＣＳシリーズ」に直接接続するためのインターフェースユニット「ＩＤセンサユニット（ＲＦＩＤシステム　形Ｖ６００シリーズ用） 」を８月１日に発売した。
ＲＦＩＤシステムは、データキャリア（タグ）にリードライトヘッドを介して非接触交信でデータを読み書きする。形Ｖ６００シリーズは、優れた耐環境性／信頼性により、自動車や家電の生産ラインで数多く私用されている。
生産に必要な制御情報を製品に取り付けたデータキャリアが運び（「物と情報の一元化」）、各工程で必要な情報を製品が来た時点で読み出して自立的に動作することにより、ラインの拡張性や柔軟性が向上し、各工程の加工履歴や品質情報をデータキャリアに書き込むことにより、現場での品質履歴情報管理が容易になる。
新商品の「ＩＤセンサユニット」は、生産ラインの制御に不可欠な弊社製プログラマブルコントローラ（ＰＬＣ） ＳＹＳＭＡＣ　ＣＪシリーズまたはＣＳシリーズに装着する。
ＰＬＣのシステムバスに直結するので、簡単な設定・操作で形Ｖ６００シリーズの性能を最大限に発揮できる。ＰＬＣに接続できるリードライトヘッド数が１ヘッド／２セットの２機種を品揃えし、使用するシステムの規模・機能に合わせて最適なシステム構成を選択できる。
近年、ＩＳＯ取得やＰＬ法への対応のために、「どの商品が、どのように生産されたか」という品質情報の管理が重要になってきており、優れたデータ処理性能・操作性、柔軟なシステム構成を提供し、顧客の生産性向上・品質向上に寄与する。
■主な特長
柔軟にシステム構成が可能
システム・装置の高性能化に対応
幅広いアプリケーションに適応
設計・開発効率を向上
保守運用性の充実