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大塚倉庫、タカラ物流システム/共同一括物流で業務提携

2002年08月08日/未分類

大塚製薬グループの物流子会社である大塚倉庫(株)と宝酒造(株)の物流子会社であるタカラ物流システム(株)は、保管、輸送の共同一括物流についての業務提携の基本合意した。
両社は、食品・飲料、酒類といった分野で、親会社の物流業務全般に携わっているが、それぞれで構築した物流サービス、ネットワークを両社が互いに利用することで、物流品質の向上、業務の効率化、コスト低減、配送車両の削減といった、具体的なメリット生み出すことで、企業体質の強化、親会社以外の物流受託を積極的に行う考え。
共同一括物流のイメージは、両社の物流センターを共同利用し、配送先、エリアが同じ製品について、一括で共同配送を行うもので、センター設備の削減、需要拡大による新たなセンター増設などの抑制、共同配送による配送車両の削減を図ることができる。
両社は主体としての取扱い商品が、それぞれ清涼飲料(夏扱い量が増加)と酒類(冬扱い量が増加)と、季節によって物量が違うため、両社が互いに補完できる立場にあり、一方、扱っている商品もビン・缶と類似した形状で、配送先も卸、小売など同様なため、今回の共同一括物流への移行が、しやすい環境にあった。
業務提携の内容
2002年10月より四国地区(四国四県)及び千葉地区(千葉県)の共同物流を開始する。
四国地区での配送は、大塚倉庫が行い、千葉地区での保管・配送についてはタカラ物流システムが行う。
四国地区の配送体制は、大塚倉庫の四国地域を網羅した物流拠点である大塚倉庫の四国支店(徳島県徳島市)を中心とした物流拠点にて共同一括配送を行う。
千葉地区の配送体制は、タカラ物流システムの関東圏の物流拠点である東日本ロジスティクスセンター(千葉県松戸市)を中心とした物流拠点にて保管し、共同一括配送を行う。
今後は、今回の共同一括物流の効果を検討しながら、進めていく考え。
共同一括物流による効果
・夏型の飲料製品と冬型の酒類製品による共同一括配送に取組むことにより、物量のスケールアップ・季節波動の緩和・年間トータル的な物流平準化が可能となる。
・顧客の荷受作業の効率が向上するとともに、納品先への配送車両が削減できる。
・配送車両の台数削減による交通混雑緩和、環境汚染の低減などの社会環境へ対応が図れる。

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