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ブリヂストン/グローバルベースで乗用車用タイヤ増産と生産供給体制再編

2002年08月11日/未分類

(株)ブリヂストンは、米国、欧州、日本を中心とした乗用車用タイヤの大型化、高性能化の進行、および、アジア、中近東、アフリカを中心とした乗用車用タイヤの汎用領域の需要増に対応し、グローバルベースで乗用車用タイヤを増産すると同時に、生産供給体制の再編を行う。今回の増産および再編にかかる総投資額は約300億円。
日本においては、汎用領域の乗用車用タイヤの生産を一部取りやめ、大型や高性能の乗用車用タイヤの生産に切替える。久留米工場、鳥栖工場、防府工場、彦根工場、東京工場、那須工場の6工場を対象に約50億円を投資し、2003年末までに合計で日産約5 000本の大型・高性能乗用車用タイヤの生産能力を増強する。
アジアにおいては、アジア、中近東、アフリカ等での需要増や日本で取りやめた生産をカバーするため、汎用領域の乗用車用タイヤを増産する。
タイ・ブリヂストン(株)のノンケー工場では約100億円を投資し、2004年中に日産約10 000本を増産する計画で、増強後は日産約28 000本の生産能力を持つ。
また、ブリヂストンタイヤ・インドネシア(株)のカラワン工場においても約10億円の投資で、2003年中に日産約3 000本の増産を計画し、その結果、日産約18 000本の生産規模になる。
さらに、中国にある普利司通(天津)輪胎有限公司の天津工場でも約10億円の投資で、2003年末までに日産約3 000本を増産し、日産約14 000本の能力とする。
ブリヂストン/ファイアストン ポーランド リミテッド ライアビリティ カンパニーのポズナン工場では、大型および高性能の乗用車用タイヤを2004年末までに 日産約5 000本を増産し、増強後の生産能力は日産約15 000本とする。投資額は約70億円。
コスタリカ、メキシコにおいては、主に米国市場向けに汎用領域の乗用車用タイヤの増産を計画。ブリヂストン ファイアストン デ コスタリカ エス エーのサンホセ工場では、2004年末までに日産約9 000本増産し、増産後の生産能力を日産約12 000本とし、ブリヂストン ファイアストン デ メキシコ エス エー デ シー ブイのクェルナバカ工場では、今年中に日産約1 000本の増産、増強後能力を日産約14 000本とする。投資額はコスタリカが約50億円、メキシコが約10億円。
同社は、乗用車用タイヤの大型化、高性能化という米国、日本等での需要構造の変化やアジア、中近東、アフリカを中心とした需要増に対応することが可能となる。また、日本および欧州の工場で付加価値の高い製品を生産する一方で、汎用領域の乗用車用タイヤの生産をコストメリットのある地域の工場へシフトすることで、グローバルベースでの生産供給の棲み分けと、競争力の向上を実現する。

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