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三菱マテリアル/配管設備の維持管理用に情報タグ供給

2002年08月21日/未分類

三菱マテリアル(株)の先端製品カンパニーRF-ID事業センターは、前澤工業(株)とフジテコム(株)が配水管バルブや消火栓などの配管設備を効率よく維持管理するために新たに開発した情報システム(特許出願済み)向け情報タグ(商品名:エムフレッチャ オンメタル)の本格的な供給を8月中旬から開始した。
情報タグは、バルブや消火栓のキャップに内蔵するコインタイプと、埋設管の付近に埋め込むタイプがあり、このタグには、従来、台帳や配管図面などからしか得ることができなかった管の口径・寸法・種類・メーカー名をはじめ、埋設深度・設置時期や点検・修繕履歴などの情報を非接触で読み書きできる小型ICを内蔵している。
そのため携帯情報端末(PDA)につないだスティック状の送受信機をタグにかざすだけで、いちいち台帳などの書類を確認しなくても配管の維持管理に必要な情報を管理することができる。
したがって地下に埋設されているバルブや配管の状態を地上から調べたり、マンホール内など狭い場所での点検作業の負担を飛躍的に軽減することができる。
情報タグは電源が不要で半永久的に使用が可能。また金属面に直接接着でき、既存のバルブにも取りつけることができる。
ことし4月施行の改正水道法により、地方公共団体が手掛けてきた水道施設の維持管理業務を民間業者に委託できるようになり、民間参入の際に事業性を確保するために点検作業の効率化が求められるため、このシステムに対するニーズが高まると思われる。三菱マテリアルではRF-ID事業全体で、3年後に20億円の売上をめざす。

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