日立物流／上海航空と合弁事業を開始

（株）日立物流は、中国における物流事業を一層強化するため、上海航空股イ分有限公司（以下：上海航空）との合弁事業を開始する。
上海市において合弁契約書に調印手続を完了し、同社の子会社である大航国際貨運有限公司（以下：大航貨運）に対し、資本参加及び経営参加することに合意した。
有力航空キャリアーである上海航空との合弁により、中国華東地区（一市六省）における物流事業を積極的に展開し、顧客サービスの向上を図ってまいります。また、中国から日本への輸入業務の強化を通じて、ロジスティクス ソリューション ビジネス（３ＰＬ）の一層の拡大に努める。
内　容
・上海航空の物流子会社である大航貨運に対し資本参加及び経営参加する。
・上海航空から5％、正大企業船務有限公司から25％の持分を買取り、当社の出資比率を30％とする。
・買取金額は1 018千ＵＳ＄（約1億4千万円）。
・同社から副董事長、副総経理及び営業部長を派遣。
　
主なメリット
・大航貨運が保有する中国における物流事業に必要な免許を活用することができる。
・大航貨運が上海地区中心に展開する海上・航空・陸運事業のインフラ、並びに約250名の実務部隊を活用することができる。
・大航貨運の株主の上海航空は全日空、ノースウエストなどとも提携関係にあり、航空運賃コストの競争で優位に立つことが見込める。
　
今後の予定
出資金払込や事業認可など諸手続をすすめ、2002年11月をめどに新体制で事業を開始する予定。