日本オラクル(株)は、ビジネスアプリケーションの最新版「Oracle E-Business Suite 11iリリース7」を出荷開始した。
最新版「Oracle E-Business Suite 11iリリース7」では、サプライチェーン管理(以下SCM)の計画系機能およびプロジェクト管理機能を強化している。今回新たに追加される2つのモジュールのうち、「Oracle Inventory Optimization」は、顧客へのサービス水準を維持しつつ、過剰在庫の回避を支援するモジュール。
製品や部品などの在庫の数量や保有拠点等をシミュレーションし、サプライチェーンにおける在庫の配分を適正化し、サプライチェーン計画モジュール「Advanced Supply Chain Planning」と「Oracle Inventory Optimization」を組み合わせることにより、在庫を最適化するだけでなく、サプライチェーン全体を可視化することができる。
また、新モジュール「Oracle Project Resource Management」は、プロジェクト形式で業務を遂行する企業や部門単位において、プロジェクトに必要な人員の計画及び配置を支援するモジュール。プロジェクトマネージャをはじめとするプロジェクト関係者はデータベースに蓄積された人材の能力やコンピテンシーの情報を元に、必要な人材を配置することができる。
なお、Financials(Financials:統合会計)製品群、HRMS(Human Resource Management System:人事管理)製品群などでも既存モジュールの機能を強化している。「Oracle E-Business Suite 11i」の新規モジュール追加および機能拡張を通じて、日本オラクルはビジネスの効率化およびコスト削減を求める企業のニーズに応えている。
サプライチェーンマネージメント計画系機能は、拡張された多業種企業のサプライチェーンにおける、顧客やサプライヤの企業間連携を実現する。インターネットを基盤したオラクルの計画ソリューション「Oracle Advanced Planning & Scheduling」は、グローバルな取引パートナーとのリアルタイムな接続を可能とする。
「Oracle Demand Planning」がもつ協業的な需要予測ソリューションにより、製造部門、販売部門、マーケティング部門及び顧客間における需要予測精度を改善し、「Oracle Advanced Supply Chain Planning」の長期から短期までを統一した計画によりサプライチェーン全レベルへの可視性を拡大、そして「Oracle Global Order Promising」は、製造能力、サプライヤ、輸送能力、および資材の入手状況を考慮した正確な納期回答を得る事を可能としてきた。
今回のリリースでは、在庫の最適化という企業にとっての最重要課題に対し、「Oracle Inventory Optimization」を追加することで、顧客へのサービス水準を維持しつつ、過剰在庫の回避を支援し、営業利益に大きく貢献する。
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日本オラクル/サプライチェーン管理を強化した「Oracle E-Business Suite 11i リリース7 日本語版」出荷
2002年08月29日/未分類
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