日本オラクルは11月30日、オラクルの異種アプリケーション統合基盤の最新版「Oracle Application Integration Architecture Release 2.5」（Oracle AIA）を同日から提供すると発表した。
Oracle AIAは、企業のビジネス変革への柔軟な対応と加速のためのIT基盤を構築する。最新版のOracle AIA Release 2.5では、新たに10種類の業界共通の「プロセス統合パック」と6種類の業種別プロセス統合パックが追加され、計30種類のプロセス統合パックと4種類の「ファウンデーション・パック」が提供可能となっている。
新しく追加された業種共通のプロセス統合パックは、Oracle CRM On Demandから製品のデータ同期と主要な情報の統合を提供することで、営業案件から見積りまでのプロセスを支援する中堅企業向けERP製品「JD Edwards World」、新製品の発表、製品の革新、製品修正を標準化された承認プロセスで初期設計から発表まで、製造現場に至るまで管理する中堅企業向けERP製品「JD Edwards EnterpriseOne」、取引管理、在庫遅延などと企業全体のプランニング・パフォーマンス管理におけるベストプラクティスを実行する「Oracle Value Chain Planning」アプリケーションと「JD Edwards EnterpriseOne」などが追加されている。
業種別のプロセス統合パックには、効率的な在庫評価、収益認識、商品調達の支払いを支援するための「Oracle Financial Operations Control Integration Pack」を「Oracle Retail Merchandising Suite」と「Oracle E-Business Suite Financials」で、事前設定済みの統合を提供する。
