国土交通省は、コンテナターミナルゲートの24時間フルオープン化の早期実現に向け、平成14年6月27日に関係者による港湾物流効率化推進調査委員会(座長:金子彰東洋大学国際地域学部教授)を設置し検討を行ってきたところ、平成14年10月7日より、横浜港の南本牧ふ頭において、実証実験を実施する。
港湾の24時間フルオープン化は、日本における港湾物流をより一層効率化する観点から、「新総合物流施策大綱」に、その早期実現の必要性が盛り込まれ、平成13年11月末には、港運労使の合意により、荷役作業(コンテナ船からの貨物の積み卸し作業)について、1月1日を除き364日24時間実施すること、ゲート作業(トラックで運搬されるコンテナのターミナルでの受付作業)は土・日・祝日も平日と同様に8:30~20:00まで実施すること、が可能となり、港湾の24時間フルオープン化の実現に向け大きく前進していた。
実証実験の概要
目的:早朝・夜間・休日における荷主・トラック事業者のコンテナターミナルゲート利用ニーズを具体的に把握し、コンテナターミナルゲートの24時間フルオープン化の実現可能性について検討する。
内容:荷主・トラック事業者が24時間いつでもコンテナ貨物の搬出入を行えるよう、コンテナターミナルに近接した場所に、24時間利用することが可能なストックヤード(コンテナ貨物の仮置き場)を設置する。ストックヤードからの搬出入時刻は、予めインターネットを利用して予約する。 例えば、輸入コンテナ貨物のストックヤードからの搬出を朝5時に予約した場合、予約時刻までに、当該コンテナ貨物はコンテナターミナルからストックヤードに移送され、予約時刻以降はいつでも搬出が可能となる。
実験開始日:平成14年10月7日(月)より
実験場所:横浜港南本牧ふ頭
実施主体:社団法人神奈川県トラック協会、マースク株式会社、三菱倉庫株式会社、株式会社日新、横浜市港湾局、財団法人横浜港埠頭公社、国土交通省海事局、同港湾局、関東地方整備局、関東運輸局
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国土交通省/コンテナターミナルゲート24時間フルオープン化に向け実証実験
2002年09月19日/未分類
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