豊田自動織機／中国でフォークリフトを現地生産・販売

（株）豊田自動織機は、中国においてフォークリフトの現地生産・販売を2003年4月から開始する。
中国のフォークリフト市場は、2001年の約23 500台から2005年には約30 000台に増加すると見ており、このうち外資系企業の占める割合は規制緩和などにより2001年の約6 000台から2005年には10 000台以上に拡大すると見込んでいる。
こうした需要拡大に対応するため、同社は中国の江蘇省昆山市において鋳造品の生産を行っている豊田工業昆山有限公司(TIK)の敷地内に新たにフォークリフトの組立を行う工場を建設。
生産機種は、中国市場で主力の1～3トン積エンジン式フォークリフトからスタートし、需要動向を見極めながら順次、生産台数、生産機種を拡大していく。
豊田自動織機グループでは現在、主要な市場である日本、北米、欧州においてフォークリフトの生産・販売を行っており、2001年の全世界での販売台数は133 400台で、世界販売シェアNo.1の24%を確保している。2005年には世界販売シェア30%を目指しており、今後、成長が期待される中国市場においても競争力の強化を図る。
フォークリフト新工場の概要
所在地：中国江蘇省昆山市経済技術開発区長江南路818号
生産品目：1～3トン積エンジン式フォークリフト
生産台数： 約550台/年(2003年)
生産開始：2003年4月
建物面積：5 200㎡
従業員数：14人(生産開始時)
投資額：2.6億円