デロイトトーマツコンサルティング(以下:DTC)は、世界の主要消費財メーカーを対象にSCM、CRM の統合による顧客価値に応じたサプライチェーンの対応についてまとめ、調査レポートを公表た。
調査は、2001年から2002年にかけて、DTC のシンクタンク、デロイトリサーチがクラフト・フーズやコカ・コーラ、P&G などを含む世界28 カ国、250 社の食品・衣料品・生活雑貨など大手消費財企業の経営者層に対して行ったものです。また、日本国内では20 社に関して調査を実施した。
調査の結果、SCM とCRM の双方優れている企業(以下:ロイヤリティ・ネットワーカー)は、全世界で17%であるのに対し、日本国内では、わずか5%であることが明らかになった。また、SCM、CRM 双方とも優位性が見られない企業(以下:マーケット・テイカー)は、全世界で41%であるのに対し、日本国内では、75%にまで及ぶことがわかり、国内消費財メーカーのIT化の遅れが顕著に判明する結果になった。
IT化に遅れる国内消費財メーカー
今回の調査対象企業を、1.SCM を中心にサプライチェーンパートナーとの広範な協力体制を構築している企業群(以下:コラボレーター)、2.CRM を中心に顧客満足の創出・維持の目標を設定し、そのパフォーマンスを測定している企業群(以下:ロイヤリスト)、3.SCM、CRM を中心に、その双方において優れている企業(ロイヤリティ・ネットワーカー)、4.SCM、CRM 双方とも優位性が見られない企業(マーケット・テイカー)と4つに分類した。
その結果、ロイヤリティ・ネットワーカーに分類された企業は、全世界で17%に対して、国内企業では、わずか5%にとどまる結果となった。また、コラボレーターは全世界で27%に対し、国内では10%、ロイヤリストは全世界で15%に対して、国内では10%、マーケット・テイカーに関しては全世界で41%、国内では、75%と国内消費財メーカーがI 化に大きな遅れをとっていることがわかった。
詳しくは下記アドレス参照。
http://www.dtcg.tohmatsu.co.jp/news/pdf/20020920cbdln.PDF
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デロイトトーマツコンサルティング/世界主要消費財メーカーのSCM、CRM 導入意識調査
2002年09月23日/未分類
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