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日本ユニシス/Professional Service Automation(PSA)サービスを開始

2002年09月25日/未分類

日本ユニシス(株)のASP事業を担うasaban.com事業部は、新規分野、Professional Service Automation(以下PSA)サービスを10月より開始する。
PSAサービスは、企業が、システム開発などのプロフェッショナルを必要とする業務を外部委託することを、「サービスの調達」ととらえ、その「サービスの調達」に対してサプライチェーンマネジメント(以下SCM)技術を適用する、というもの。
本サービス事業の展開のため、PSA/B to Bソリューションに実績がある米国COVENDIS TECHNOLOGIES(コベンディス・テクノロジーズ社)と、同社の「サービスe-procurementソリューション」の国内独占販売権を含む提携契約を8月1日に締結した。
PSAサービスは、これまで企業において高コスト領域として存在していたプロフェッショナルサービスの調達に焦点を当てたものであり、米国では近年導入例が急増している。
国内でもIT投資分野でのプロフェッショナルサービス市場は、2002年に5兆円、2005年には、7兆円市場に拡大する(ガートナーグループ)と予測されている。
各企業は、これまでも調達コスト削減のためにeマーケットプレイスなどのSCMサービスを導入、運用してきたが、そのサービスの対象は、主に物品が中心でした。また各企業では、システム開発分野における投資が増加する中、開発コスト削減のために開発要員を外部委託する傾向が高まってきている。
日本ユニシスasaban.com事業部は、ユーザー企業のシステム開発分野における更なるコスト削減と効率化を目指し、「プロフェッショナルな人材のSCM」ともいうべきPSAサービスに着目した。今回同社が提供開始するPSAサービスは、従来の外注および外注管理の方法を抜本的に見直し、情報技術システム開発における、プロジェクト発足から開発運用保守までの一連のプロセスを「 サービスのSCM 」という概念で行う。
日本ユニシスasaban.com事業部は、PSAサービス提供の第一弾として、企業の小口開発案件に対して、COVENDIS TECHNOLOGIESの「サービスe-procurementソリューション」をベースに、バイヤー、サプライヤー間のやり取りを成立させる「サービス調達市場」を10月から立ち上げる。
「サービス調達市場」は、発注企業の開発プロジェクトに対し、外部に委託する開発要員調達の業務プロセスを最適に結び付け、開発要員の知識と経験は、「サービス調達市場」を利用することにより自動的にデータベース化される。
「サービス調達市場」は、コーディネートサービスであるという点が大きな特徴。
例えば、開発依頼者(バイヤー)側にIT(情報技術)部門が存在しない場合は、「サービス調達市場」でまず"IT部門機能"というサービスを調達することができ、そして開発要件が固まった段階でSI(システムインテグレーター)ベンダー、ソフトウェアハウス(サプライヤー)といったサービスを引き続き調達することができる。
つまり、本サービスの導入により、情報技術部門を持たない中小企業が、またあるいは社内の情報技術部門を通さない大企業のライン部門が、直接Webサービスやeビジネスの開発運用を計画することができ、ブロードバンド時代に合わせたビジネスに短期間で参入できる。
「 サービス調達市場 」は、10月より参加企業の募集を開始する。市場の利用には、取引に応じた料金がかかる。また「サービスe-procurementソリューション」のみの利用は、月額1ユーザ、1万円から。日本ユニシスは「サービス調達市場」により、3年間で20億円の売上を見込んでいる。

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