NTTコミュニケーションズ(株)(以下:NTT Com)は、自社が運営する電子調達マーケットプレイス「.com Co-Buy(ドットコムコーバイ)」をオーストラリアの情報通信企業Optus E-Commerce PTY Ltd.(以下:Optus)の運営するeマーケットプレイスとの相互接続を実現する。
相互接続によって、両社のマーケットプレイスのバイヤーとサプライヤーは、互いのマーケットプレイス上においても電子商取引を行うことが可能となる。
なお第一号ユーザーとして、平成14年10月下旬より、ケーブル・アンド・ワイヤレス グループが、このたびの相互接続による同調達ソリューションを利用し、世界規模の物品調達活動を開始する。
NTT ComおよびOptusのマーケットプレイスは、ともに米国Commerce One社のエンジンを基盤としており、今回のマーケットプレイス相互接続は、同社の提唱するGlobal Trading Web構想に沿った形で実現するもの。
「.com Co-Buy」を利用するバイヤー企業は、各国や地域のマーケットプレイスとシームレスに接続し、各拠点の物品調達の状況を一元的に把握することができるため、世界規模での管理購買を実現できる。
管理購買により得られた調達データを分析し、サプライヤーを評価、選定することにより、調達物品の集中購買を実施できるため、世界規模での調達コスト削減を図れる。
また、バイヤー企業の各拠点(支店や現地法人など)にとっては、相互接続を通して異なる拠点のローカルサプライヤーから商品やサービスの調達を図ることが可能となる。
一方、「.com Co-Buy」のサプライヤー企業は、相互接続先の海外のマーケットプレイスにおいても提供が可能となり、市場の拡大を図ることができる。
ケーブル・アンド・ワイヤレス グループでは、グループ企業の国際的な調達の大半をOptusのeマーケットプレイスを通じて行ってきた。このたび、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(株)における日本のサプライヤーからの調達に関しても、eマーケットプレイス経由での調達に切り替えるにあたり、日本語環境の提供、日本におけるサプライヤー採用、カタログ作成、およびバイヤー・サプライヤーのサポート充実を重視した結果、NTT Comの電子調達マーケットプレイス「.com Co-Buy」との相互接続を通して、各種サービスを利用することとなった。
取扱物品は、MRO物品や、直接物品であるルータなどのネットワーク機器に至るまで幅広い範囲を想定しており、登録サプライヤー数は当初21社からスタートし、今後も増加していく見込み。
NTT Comは、マーケットプレイス相互接続をグローバル電子調達ソリューション提供の足がかりと捉えており、今後も世界各国のグローバル企業のニーズに応じ、各国のマーケットプレイスとの相互接続を順次行っていく予定。
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NTTコミュニケーションズ/海外マーケットプレイスとの相互接続実現
2002年10月17日/未分類
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