古河電気工業は12月13日、理研電線を完全子会社化するため、2008年4月1日を効力発生日とする株式交換を行うことを決めた。古河電気工業はグループ経営体制の見直しの一環として、子会社の経営基盤、内部管理体制の強化・拡充、経営の効率化、管理コストの低減などを図るため、子会社の再編・統合を進めており、理研電線を完全子会社化することで、グループ事業戦略における理研電線の位置づけを明確化するとともに、事業の拡大につなげる狙い。
理研電線は、1934年に理化学研究所が保有技術を企業化する形で設立、戦後古河電気工業のグループに入り、巻線、メッキ線、ステンレス線、電線・ケーブル、電子部品、光部品などの製造販売を手掛けてきた。完全子会社化に伴い、理研電線は上場廃止となる。
