住友商事(株)は、2ヵ年の新中期経営計画を策定し、グローバルなリーディングカンパニーを目指し、資本コストをカバーする収益力(リスク・リターン7.5%)の確保に向けて、意識改革・構造改革に取り組む。
改革パッケージ、ステップアッププランでは、リスク・リターン意識を徹底するとともに、コアビジネスを拡充し、リスク・リターンを着実に向上させてきた(02/3・03/3期平均5%達成見込み)。
継続的な変革を推し進め、グローバル連結経営の深化を通じ、「総合力の発揮による収益基盤の拡大と将来への布石」と「効率性と健全性の追求による企業体質の強化」を図り、より高いリスク・リターン(04/3・05/3期平均6%以上)を実現する。
定量目標
連結リスク・リターン6%以上 (税後純益ベース、2年平均)
利益目標:2年合計1,300億円(03年度600億円、04年度700億円)
■総合力の発揮による収益基盤の拡大と将来への布石
事業ポートフォリオ戦略の深化による経営資源の最大活用
1.ビジネスライン毎の戦略、達成目標の明確化
2.収益性・成長性の高いビジネスラインへの経営資源(人材、リスクアセット)のシフト
総合力を活かしたビジネス展開
1.ビジネス基盤と機能の戦略的・有機的統合による付加価値の増大
・戦略的アライアンスの推進
・取引先との多面的ビジネス展開
・SCM等の物流ビジネスの拡大
・従来型ビジネスにおける金融機能の活用
2.商品戦略と地域戦略の融合による収益力の強化
新技術、戦略分野・地域への積極的取り組み
1.新技術の発掘とビジネス化の推進(バイオ、ナノテク、クリーンエネルギー、ネットワーク関連IT技術等)
2.戦略分野:消費者直結型ビジネス、エネルギー事業、ライフサイエンス、ブロードバンド・CATV事業
3.中国を核とするグローバルベースでのビジネス展開
ビジネス基盤の強化に向けた人材の確保・育成・活用
1.事業戦略に即したプロフェッショナルな人材の確保(採用の多様化、戦略的提携等)
2.グループ各階層での戦略的人員配置・適材適所人事の推進(公募制の積極的活用等)
3.人材育成コンテンツの充実(外部交流、エグゼクティブコースへの派遣等)
■効率性と健全性の追求による企業体質の強化
グローバル連結ベースでの効率経営の推進
1.グループ経営インフラの拡充・活用(グループファイナンス等)
2.コーポレート部門の機能強化と生産性向上
3.オペレーションの合理化によるコスト削減(シェアードサービス、バックオフィスの推進等)
リスクマネジメントの深化
1.個々人のリスクセンスの向上
2.リスクアセットマネジメントの徹底
3.統合リスク管理の推進
コンプライアンスの徹底
1.情報開示の徹底による透明性の向上
2.スピークアップ制度の浸透
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住友商事/2か年の新中期経営計画策定、物流ビジネス拡大
2002年10月17日/未分類
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