国際物流総合展2002／LNEWSレポート

今回の国際物流総合展2002は、製造拠点の中国への活発な投資が行われている時期に開催されているだけに、国内の物流拠点の新設をマーケットにした展示よりも海外展開を見据えたり、ソフトウェア、ソリューションにターゲットシフトした傾向が見受けられた。
LNEWSでは、直近に出展社の一部出展内容の案内を掲載したが、できれば、出展した会社は、自社の出品物、合わせて制作された新製品、参考出品の内容をもっと事前に明確に、打ち出すべきではなかっただろうか。
申し訳ないが、幕張メッセという場所が遠いだけに、遠くからきても魅力ある新製品、内容がどうなのかを対外的アピールをしないと、決裁権をもっている人たちが、わざわざ来ていただけるであろうか。
こういう時代だからこそ、出品する商品、新製品、プロモーションに力を入れるべきではなかっただろうか。出展する方法、ディスプレイにお金をかけたりすることも大事だが、どれだけ興味ある商品が出ているかをアピールしなければ、きていただけないことが、わかったいないのではないだろうか。
特に、上場会社は出展するならニュースリリースの配信、ホームページでの案内、もっと連動した案内をすべきである。新聞での特集も新しい情報が見受けられない内容だった。
これは主催者側の問題もあるかもしれないが、より来ていただきたい人へのアピールができるような状況を整えていく必要がある。
展示会は、かなりリスクの高いPR方法であるだけに、来場人数も大事だが、いかに決済権のある人が、見たくなるかである。
今回、二日間回ってみて、ロジスティクスIT分野では少し面白い商品、コンセプトが受けられるブースがあった。しかし、それは会場に来て見ないとわからない範囲のものだった。
LNEWSでは、興味深い製品がら、ニュースリリースなどが出ていない新製品などを随時掲載していきたいと考えている。
IT的な分野で、興味ある内容のあった会社（LNEWSの独断）
・日本郵船
・日立ソフト
・トラフィックアイ
・三井造船システム技研
・システムプラント
・日本アビオニクス
・古野電気
・東洋エンジニアリング
・島津エス・ディー
・エルエスエム
・フレームワークス
・東芝
傾向としては、ASP具体的製品の出現、SCMの可視化、海外展開、短納期