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住友商事/飲料容器回収・リサイクル事業の合弁会社設立、輸送も効率的

2008年06月25日/CSR

住友商事は、ノルウェーTomra Systems ASA(以下:トムラ社)と、自動回収機(以下:RVM)を活用した飲料容器回収・リサイクル事業を手掛ける合弁会社「トムラ・ジャパン」を設立する契約を締結した。
新会社は、既存のトムラ社の日本法人から、RVMに関連する事業を譲り受けた上で、RVMの販売だけでなく、RVMを活用して飲料容器を回収、資源の輸送とリサイクルまでを一貫したサービスとして提供する。
従来人手に頼っていた飲料容器の分別回収を、消費者が資源を排出する回収拠点にRVMを設置、回収拠点で、選別、分別ならびに減容を行うことで、その後の輸送、再資源化のプロセスを効率良く行い、経済・環境の両面で効果のある安定的なシステムに変換を図る。
消費者に対し「楽しく便利にリサイクル!」のライフスタイルを提案する消費者参加型の新たなリサイクルサービス事業を展開する。
トムラ社が、欧州、北米を中心に世界50カ国以上、6万台を超える納入実績を持つ、RVM業界において世界で8割強のシェアを有する最大手企業として、技術・ノウハウを提供し、住商が、環境・リサイクル事業展開の一つとして、国内の幅広いネットワークを通じたマーケティング力を発揮し、日本型のモデルを創り、育てるべく、事業開発、普及を進めていく。
このシステムは、すでに岐阜県瑞穂市や東京都足立区他で採用され、足立区では、「あだちエコネット事業」にて、スーパー店頭(11チェーン30店)にペットボトル用RVMを設置し、環境ポイントを提供することで区民の参加を促進し、平成20年度のペットボトルの回収実績は約300トンに上っている。
なお、トムラ・ジャパンでは、現在の200台強の設置台数を2011年12月期には1000台まで増やし、国内全域でのサービス提供を目指す。また、日本での事業を足がかりに、特にアジア、中でも、韓国、香港、台湾、シンガポール等について、積極的に事業開発を図る。
新会社概要
会社名:トムラ・ジャパン(株)
所在地:東京都港区浜松町1-17-6
設立:2008年7月
資本金:4億円
出資比率:トムラ社50%、住商50%

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