アサヒ飲料／２００３年度事業方針でＳＣＭ強化

アサヒ飲料(株)は、「構造改革の推進」と「商品・チャネル戦略との連動を柱とする成長戦略」に基づく、２００３年の事業方針を策定した。
そのなかで、コスト競争力の強化として、需要が低迷し、末端価格の引き下げが進んでいる市場環境を重く捉え、競争に打ち勝つための営業活動への投資を増大させるために、戦略的優位性を持って付加価値を生み出すＳＣＭを構築し、構造改革を推進する。
具体的には、下記の通り。
・新商品、新容器に対応するために自社生産設備の更新を行い操業度の大幅な改善を図る。
・生産活動に関わる基本項目についてのローコストオペレーションを更に推進する。
・ＳＣＭシステムを本格稼動させ、需要予測・生産計画立案業務の一層の精度向上を図る。
・原材料の調達において、需要予測と連動する効率的な調達システムを構築する。
・戦略的な組織・人員配置、アウトソーシングの活用、社員育成制度の確立などを通じ、労働生産性の向上を目指す。