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センコー/出光石油化学の合成樹脂をシー・バルクコンテナ輸送

2002年12月18日/未分類

センコー(株)は、出光石油化学(株)の要請により、バルクコンテナを使った同社の合成樹脂の海陸一貫輸送(シー・バルコンテナ輸送)を本格スタートした。
出光石油化学は、積載効率と作業効率を高めるため、工場で充填した製品を納品先プラントにハンドリングなしで直接投入できるバルクコンテナシステムを開発。
これまでトラック(トレーラー)を使ったコンテナ輸送を中心に行ってきたが、環境負担低減に向けたモーダルシフト化と物流合理化を図るため、センコーの提案による「幹線輸送に船舶を利用したシー・バルクコンテナ輸送」を採用し、幹線輸送をトラックから船舶に切り替えた。
同輸送システムでは、出光石油化学の千葉工場から中京以西の西日本地区港までを船舶がラウンド輸送し、各港のコンテナヤードからはバルクコンテナをトレーラーに積み替えて、ユーザー配送する。
現在、海上輸送では、同社の499G/T型の船舶が、千葉/西日本地区を毎週1回ラウンドしている。
また、センコーでは、出光石油化学のシー・バルクコンテナ輸送スタートにあたり、ユーザー納品後、千葉へ返送する空コンテナを使った海上輸送システムも、同時に開始した。これは、西日本地区から関東地区へ輸送する貨物を、出光石油化学のユーザー配送後、返送する空になったコンテナを使って海上輸送するもので、単位物流コストの低減を図る海陸一貫輸送システムとして、他の顧客が利用している。
併せてセンコーでは、シー・バルクコンテナ輸送及び、返送コンテナ利用による海陸一貫輸送システムを、効率的にオペレーションするため、ITを駆使した海運系ベストパートナーシステムを導入した。
新システムは、複雑なコンテナの船内積み付けやそれに連動するコンテナヤード出荷をシミュレート管理する「コンテナ積載管理システム」と、海陸間グループウエアを使って、船舶への指示・動静把握をする「船舶動静管理システム」。

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