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アークスグループ/発注システムを大幅に刷新

2002年12月18日/未分類

ことし11月1日に経営統合したアークスグループの(株)ラルズ、(株)福原など8社は、来期より仕入を一本化するため、食品流通業界の標準化と、EOSのシステム化率の向上を目指す。
標準化は、取引先コードを共通取引先コードに統一、ドライ系の商品コードをJANコードに統一、生鮮系の商品コードを生鮮JANコードに統一する。
一般的には、仕入を一本化すると事務処理量や処理時間が増加し、ロスの発生や機会損失、手作業の増加などが予想されるが、アークスグループではEOSのシステム化率を現在の85%から95%に高めるとともに、将来のデータ量増加・事業規模拡大に備えて基幹システムを刷新し、事務処理効率の向上、作業負荷の軽減に取り組む。
特にEOSは、インターネットの活用を推進するため(株)ニュートラルが開発したインターネットEDIシステム「BACREX(バクレックス)」を導入。
新基幹システムの整備についても一部をニュートラルに委託する。「BACREX」を利用すると、仕入先はインターネットに接続可能なパソコンが1台あれば電子取引業務が実現できるため、取引量の少ない仕入先や小規模な仕入先でも簡単に利用でき、従来は電話やFAXで行なっていた作業が軽減される。
また、「BACREX」は生鮮品発注における取引先とのやり取りや、今話題の食品のトレーサビリティに必要な項目拡張についても柔軟な対応が可能なため、将来は「トレーサビリティ情報」のデータ交換など従来システムではできなかったEDIの実現を目指す。
新システムの稼働は2003年3月を予定している。
12月11日に札幌、13日に帯広で、合計約800社の仕入先を集めてシステム説明会を開催した。

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