（株）データ・アプリケーションは11月20日、EDI（電子データ交換）パッケージソフトウェアの最新版を発売した。
今回販売を開始したのは、企業内外のシステム、アプリケーションをシームレスに連携することをコンセプトにしたB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X 3.1」と、企業間のデータ連携をスムーズに行う環境を容易に構築できるB2Bサーバ「ACMS B2B 3.1」の2製品。
両製品ともに、小売業を中心にWeb-EDI用ソフトとして普及している「BACREX（バクレックス）」との間で取引データの自動送受信を行う通信手順を標準で実装。新流通EDIの「流通ビジネスメッセージ標準（流通BMS）」用の手順、FTP手順、RosettaNet 2.0などの手順の機能を強化した。
「BACREX」は、（株）ニュートラルが開発した、企業間の取引データをインターネット上でやり取りするためのパッケージソフト。安価で短期間に導入でき、電話や郵送・FAXで行なっていた取引業務を大幅に効率化できることから、企業規模にかかわらず小売業を中心に100社以上の導入実績がある。「BACREX」を導入した小売企業の取引先である卸売業･メーカーには、パソコンとインターネット接続環境さえあれば取引データを送受信できる。また、「自動送受信パックforクライアント」を利用すれば、設定したスケジュールにより自動化することも可能。
「ACMS E2X 3.1」と「ACMS B2B 3.1」では、サーバ・ソリューションとして「BACREX」導入企業とのデータ送受信を自動化できる「BACREX手順」を実装。JAVAをサポートするあらゆるプラットフォームでの稼働が可能で、流通BMS対応の通信プロトコルebXML/MSやEDIINT AS2、JX手順（SOAP-RPC）、従来型EDIの手順をサポートしている。
取引先の環境を意識することなく、「BACREX」によるWeb-EDIでの取引、従来型EDIによる取引、流通BMSによる取引のすべてを、1つの環境でカバーすることが可能となる。
販売価格は「ACMS E2X 3.1」が150万円（税別)から、「ACMS B2B 3.1」が100万円（同）からで、データ・アプリケーションのビジネス・パートナー64社を通じて販売する。
詳細は下記URL参照。
http://www.neutral.co.jp/product/gaiyou/index.html
