凸版印刷(株)は、(株)テレミディック、(株)アンプレットの2社と、両社が保有するRFID(Radio Frequency Identification)チップとリーダライタ(スキャナ)に関する共同開発およびリーダライタの独占的な製造・使用・販売権を獲得することで合意を得た。
テレミディックは、国内電波法で認可されている2.45GHzに対応、かつ書込みおよび書換えができるチップの中で、世界で唯一、量産が可能なチップに関する技術と特許を保有している。
アンプレットは無線技術の国際的な最先端技術を有し、マルチ周波数可能な小型で低電力RFIDリーダライタを現在の20分の1以下の価格で実現できる基本回路とアンテナの画期的な技術の基本特許を保有している。
このリーダライタの開発により、日本で初めて複数のRFIDを読み取りが可能なインフラの整備が実現する。
凸版印刷は、両社との提携合意により、世界的にみても画期的な両社の技術を使用して、世界初となる2.45GHz対応で書込み機能を有するICタグと、極めて安価でかつ低電力小型マルチ周波数対応リーダライタの製造・販売を、来春、開始する。
これにより、RFID市場は2003年度500億円、2005年度には3 000億円の市場へと急成長を遂げるとの予測のもと、当社はRFID市場の中心的なポジションを獲得し、3割のシェア獲得を目指す。
契約概要
・アンプレットが保有するリーダライタに関する先端技術の独占的な製造・使用・販売権を獲得することで合意。
・テレミディックと、次世代のRFIDチップの共同開発を行うことで合意。
・覚書を交わし、2003年1月に契約書を締結する。
売上目標
・2003年度 200億円
・2005年度 1 000億円
今後の展開
・当面はすでに引合いが来ているアミューズメント関連やブランド品の偽造防止などから導入を行い、その後、宅配便伝票や流通関連の市場へ展開する。
・標準化の促進と市場拡大のために、他のICタグ製造メーカに対し、製造権の販売を展開する予定。
・世界初のマルチ周波数対応の低電力リーダライタは、ライセンス対応も行う。国内ではすでにライセンス契約を締結し、さまざまな周波数に対応できることから海外ニーズもある。
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凸版印刷/次世代RFIDタグに関する共同開発および最先端リーダライタ独占契約
2003年01月05日/未分類
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