キリンビール／チルド物流網整備

キリンビール(株)は、２００３年の事業方針で、酒類業界初のチルド物流網をより高いレベルで整備し、グループでの共有化に向けた準備も進める。
２００３年の取り組みは、グループ競争力強化として、物流部門の強化を取り上げ、市場変化に対応し、チャネルや業態別に効率的な配送を行うグループロジスティックスの構築を進める。
さらなる鮮度向上を実現する取り組みを進める一方で、ローコストオペレーションの徹底を図り、キリン物流への業務委託を行いグループ物流の効率化を進めるとともに、一層の鮮度向上を目指すため、土曜配送対応の順次拡大や物流サービス水準の向上を図る。
なお、２００２年は販売体制では、４月に洋酒事業部を設置し、キリン・シーグラム社（７月にキリン ディスティラリー社と社名変更）とマーケティングおよび物流機能を統合。
既に実施している同社との営業統合や、永昌源社商品の販売開始とあわせて、総合酒類事業を展開する基盤を強化し、拡大する量販市場での店頭活動を行うキリン コミュニケーションステージ社を設立し、首都圏での営業を開始し、流通面では国内酒類業界初となるチルド特約店制度を開始し、特約店網の整備・強化を進めていた。