日商岩井／中国で冷凍鮪の保管加工販売会社設立

日商岩井(株)は、中国の大手総合水産会社である大連章子島漁業集団股有限公司（章子島漁業）と共に、主に刺身やすしで使われる生食用冷凍鮪の保管加工販売会社として、大連翔祥食品有限公司（翔祥食品）を2003年1月末に設立する。
翔祥食品は、日商岩井グループが51%、章子島漁業が49%を出資し、外食産業の成長が著しい中国で、冷凍鮪の保管、加工ならびに販売を行う。
冷凍鮪を一貫して、保管加工し販売する、中国に進出した日本企業は今までになく、日商岩井が初めて。
冷凍倉庫は、2000トン（冷凍鮪の保管容量は700トン）の規模であり、2003年11月末に完成する予定。冷凍鮪は、高所得者層が増加している、北京、上海、大連等の沿海部を中心に、章子島漁業と共同して、日商岩井中国有限公司などの日商岩井グループのネットワークを利用し、販売する。
当初は、主に日本レストランや高級料理店へ年間約200トンを、5年後には年間約350トンを販売する予定 。
翔祥食品の概要
所在地：中華人民共和国、大連市
資本金：4.3百万米ドル
出資比率：日商岩井グループ51%、章子島漁業49%
代表者：西村　卓美　総経理
役員構成：日商岩井　3名、章子島漁業　2名
従業員：40人（予定）
事業範囲：中華人民共和国における冷凍鮪の倉庫管理、加工及び販売
倉庫完工時期：2003年11月末予定