LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

ライオン/SCM関連システム外販の新会社「シーコムス」設立

2003年01月23日/未分類

ライオン(株)は、SCM関連システムの外販を目的とした新規事業会社「シーコムス(株)」を設立し、2月1日より営業を開始する。
同社は、2001年創業110周年記念にあたり「従業員の経営への参画意識の向上と企業家マインドの醸成を図る」ことを目的として「ベンチャービジネス論文」を社内募集を実施。
優秀提案として、「SCM(サプライチェーンマネージメント)システム外販の事業化」が選出され、その後、提案者を中心として「事業化」検討を行ってきた。
今回、経営課題の解決(ソリューション)ビジネスとして事業性が確認でき、新規ベンチャー会社を設立し営業を開始するもの。
現在、流通業を中心とした企業では、製品ライフサイクルの短縮化や商品の多ブランド化を進めた結果、管理が複雑になっている等の経営課題を抱え、その課題解決手段として、在庫削減・品切れ無しを実現するための効率的なSCMが必要になっている。
同社は、日用雑貨卸店の機能強化支援を目的に、SCMツールとしてイムスIMSシステム(卸店在庫管理型自動補給システム)を開発し、1998年から全国の主力卸店に導入することにより在庫削減等の業界の物流合理化・効率化に貢献してきた。
開発したSCM関連システムは、日用雑貨卸店のみならず業界や業態を超えても有効に機能しうる可能性が確認でき、IMSシステム導入を通じて得られたノウハウを基に、キャッシュフロー経営に貢献するパッケージシステム「シーエーオーイムスCAOIMS」を新たに開発した。
効率的SCMを実現するために、このパッケージシステムを効果的に活用できる対象は広範に及び、基本的な潜在需要は極めて高いことから今回その事業化を行うもの。
新会社の事業概要
・流通システム・経営情報システムの企画、設計、導入、管理運営及びコンサルティングを実施。
・SCMパッケージシステム「CAOIMS」導入に基づく「自動発注システム構築」とそれに伴う経営課題の解決支援のコンサルテーションを主業務として展開を図る。
・事業領域は、卸売業の自動発注システム構築以外に IMSシステムのノウハウを活用した量販店の発注代行業務や製造小売業を中心とするSCMシステムの構築も対象にしている。
パッケージシステム「CAOIMS」の概要
既存の基幹システムと連動して機能する「外付けパッケージ」として開発、インターフエースさえ準備できれば、何時でも、何処でも容易に自動発注を可能にする。
その導入により、在庫の削減、納品率の向上及び発注人件費の削減等、キャッシュフロー経営に貢献できる。
新会社の概要
社名:シーコムス株式会社
本社所在地:墨田区本所1-3-7
事業内容:流通システム・経営情報システムの企画・設計・導入・構築支援等
資本金:10百万円(ライオン(株))の全額出資)
設立日:2003年1月20日
営業開始:2003年2月1日
決算期:12月
代表取締役:関口 寿一
要員:5名(要員の一部は社内公募)
ライオンの「IMSシステム」(卸店在庫管理型自動補給システム)について
「IMS(Inventory Management Based Supply)システム」は、卸店からの自動発注システムを前提に定番商品について、卸店からの発注によらずに自動的に商品供給を行うシステム。卸店とライオンが自動発注のロジック(=基準在庫量・発注点・発注量の算出方法)を共有し、卸店の在庫データを基に、両社で定めた基準在庫量をベースに最適補給量をライオンが計算して納品するシステム。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース