ソニーロジスティックス／「E-Log」システムにスターリングコマース採用

スターリングコマース(株)は、同社製品「Sterling Integrator」をソニーロジスティックス(株)が、日本第一号ユーザとして導入を開始したことを発表した。
Sterling Integratorの導入により、ソニーロジスティックスは、ソニーグループの各ビジネスユニット、顧客、サプライヤ、3PL、キャリア等との間において、より複雑なビジネスプロセスを連携させ、効果的な情報共有によりバリューチェーン全体の効率化を目指す。
Sterling Integratorは、2002年9月発表された企業内アプリケーション連携（EAI）と企業間(B2B)連携の双方を１つの製品で可能とするソリューション。
本製品を利用してシステム構築を行うことにより、リアルタイム処理や既存システムとのバッチ処理にも対応でき、ビジネスプロセスのモデリング、自動化を行うだけでなく、承認、例外処理などの人が介在する処理をシームレスに連携することができる。
ソニーロジスティックスでは、Sterling Integratorをグローバルロジスティクス分野への導入し、グローバルロジスティクスネットワークを支える「E-Log」（3PLとのリアルタイム情報連携、荷主への貨物トラッキング情報提供、売上情報配信などのロジスティクス情報システムソリューションを、ソニーグループおよびその取引先に対して提供しているシステム）のプロセスを最適化させ、かつサービス内容を強化するための機能拡張を目的としている。
ソニーロジスティックスは、Sterling Integratorを使ったプラットフォーム上で、企業内のアプリケーションと、EDI、SAP R/3、インターネットトランザクションとの連携を実現し、さらに、ビジネスプロセスや物流情報などの電子化により、情報の可視性を向上させ、市場の変動に対しより柔軟に対応可能なアダプティブなサプライチェーンを実現しようとしている。