センコー／「カタログ宅配システム」に業務用ハンディターミナル導入

センコー(株)は、通販会社向け「センコーカタログ宅配システム」に、NECインフロンティア(株)の業務用ハンディターミナル「モバイルパワーハンディ」を導入した。
センコーの「カタログ宅配システム」は、昨年7月から「モバイルパワーハンディ」をバーコードリーダとDoPaによるパケット通信を利用したデータ入力およびリアルタイム処理端末として活用している。
カタログの入庫・配達完了・持ち帰り・転送・返送などの貨物情報をバーコードスキャンによる簡単な操作で登録するとともに、登録した貨物情報を「モバイルパワーハンディ」のDoPaによるパケット通信機能を利用して即座にサーバー側に送信し、通販会社に対して、貨物情報をインターネット上でリアルタイムに提供している。
センコーでは、ITを駆使して、調達先から最終消費者までサプライチェーン全体を統合管理する物流システム「ベストパートナーシステム」を稼働させている。
この情報システムをベースに、物流システムの設計や運用管理、情報処理・管理などを元請であるセンコーが行ない、宅配などの物流実務は、その業務に強みを持つ会社に委託することで、荷主企業に対する新たなロジスティックスサービスを実現するシステム物流として「ニュー・バリュー・ロジスティックス」を提供している。
センコーの「カタログ宅配システム」は、「ニュー・バリュー・ロジスティックス」の第一弾であり、昨年7月から大手通販会社の商品カタログ宅配を行っている。
「モバイルパワーハンディ」は、業務用途に特化したハンディターミナルであり、カード決済機能を有し、品物代金を配送先でクレジットカードやデビットカードを利用して決済するなど、集金代行サービスでの利用も可能となっている。
NECインフロンティアおよびNECでは、このたびのシステム構築実績をふまえ、流通業・運輸業・タクシーなど、業務用携帯型端末を活用した各種業種向けソリューションメニューの整備を推進していく。