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モスフードサービス/食品一括配送・回収システム確立の実証実験開始

2003年02月02日/未分類

(株)モスフードサービスは、モスバーガー店舗に通常の食材等を納品する車両を改造し、食材等の配送と厨房内から発生した野菜屑(堆肥原料)を同一車両で回収する実験を開始する。
この実験は、農林水産省・補助事業「食品物流基盤技術確立事業」(事業実施期間は平成13年度から15年度)に含まれる事業で、(社)食品流通システム協会の委託を受けている。
モスフードサービスと、モスバーガー店舗への食材配送業者である味の素物流(株)による共同実験となる。
実験では、モスバーガー各店舗に通常の食材等を納品する車両を改造し、食材等の納品時に同一車両で各店舗の厨房内から発生した野菜屑を有償で回収。運行時に、野菜屑(堆肥原料)を攪拌・減量化し、一次加工・保管センター(味の素物流・仙台物流センター)に移送します。同センターにて乾燥一次加工後、最終加工工場(静岡県内の指定工場)へ納品し、この工場で製品化する。
実験は、平成15年2月3日から開始し、仙台市内にあるモスバーガー5店舗にて実施。配送回収車両については、三菱ふそうトラック・バス(株)と新明和工業(株)にて開発された特殊車両を使用。
モスフードサービスでは、1997年よりモスバーガー全店で、直接農家と契約して減農薬、減化学肥料以上で育てられた野菜(ミネラル野菜=当社呼称)を導入している。
それ以降、店舗から排出される「生ゴミ」の処理方法について検討を重ねており、昨年の6月からは、生ゴミ処理機を数店舗に実験導入し、契約農家である強みを生かした食品リサイクル実験を進めてきた。
同チェーンでは商品の作りおきをしないため、そもそも生ゴミ排出量は少なく、その点でも食品リサイクルを実現しやすい事業環境にあった。
今回の実証実験で製品化された堆肥は、3月12日に「モスバーガーの日」として顧客に無料配布する「モスの日栽培セット」などで活用する。
なお、今回の実験エリアである仙台市には、今年度の履行期間内(平成15年3月20日まで)の実証事業を行うことについての了解を得ている。
「食品一括配送・回収システム確立実証事業」の実験導入の概要
■実験期間
(委託事業の履行期間):平成15年2月3日(月)~3月20日(木)
※来年度についても、仙台市と協議を進めながら、継続する予定
■実験場所
対象地域:仙台市
対象店舗:
モスバーガー仙台西口店
モスバーガー仙台南吉成店
モスバーガー仙台中山店
モスバーガー仙台泉中央店
モスバーガー南仙台店
一次加工・保管センター:味の素物流株式会社 仙台物流センター

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