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ゼンリン、エヌ・ティ・ティ ネオメイト/ブロードバンド時代の新しいGIS事業開発業務提携

2003年02月09日/未分類

(株)ゼンリンと(株)エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下:NTTネオメイト)は、ブロードバンド時代に向けた事業展開において、国内外のGISにおける新しい市場の創造、普及促進及び双方の事業の発展を目指すため、包括的アライアンスに関する基本協定を締結した。
業務提携の内容は下記の通り。
・国内外の新しいGIS市場創造に関する協力
両社は、本提携の精神に則り、当面下記のテーマについて開発する。
1.ブロードバンド環境を活かした高度インターネットGISサービス
インターネット上のGISサービス(地図検索等)は、64kレベルの回線では従来地図データが重いため、LAN環境のシステムに比べ機能的に制限が多く操作性も十分ではないが、ブロードバンド環境においては、多量のデータ転送が高速に行えるため、従来では困難であった画像や3次元データを多用したアプリケーションの実行や他のサービスとの高度な連携技術などが可能で、これらの技術を駆使した新たなインターネットサービスを両社共同で開発する。
2.バリアフリー情報GISサービス
現在、一般的な地図検索サービスやナビゲーションシステムは多数出ているが、身体障害者の方に必要なバリアフリー情報が掲載された電子地図や車椅子でのナビゲーションシステムについては、実験が行われた程度で本格的にビジネス化されていないのが現状で、両社のノウハウ、体制、技術を結集し、電子地図へのバリアフリー情報の収集、登録のしくみや車椅子に適したナビゲーションシステムを両社で開発する。
・GISソリューションビジネスに関する協力
両社のソリューションビジネスにおいて、相互の得意とする専門ノウハウや資源をフルに活用して、より高品質なソリューションを提供する。
ゼンリンは主に地図データベースの設計ノウハウを提供し、NTTネオメイトは、システム設計・構築・保守に関するノウハウやIP-VPNや広域イーサネットなどのIPネットワーク、データセンタ等のサービスを提供。
・両社の商品の相互代理店販売
両社の地図やGISアプリケーションについて、互いの営業力、販売体制、ノウハウ等を最大限に活かして積極的に販売する。
・電子地図の整備及び現地調査用端末・システム開発等に関する協力
両社は、それぞれ広域の電子地図を保有しており、具体的なビジネス案件で、自社で不足する情報について互いに補完し、地図のメンテナンスに おいて最もコストがかかっている現地情報入力作業を効率化するため、現地で調査情報を直接入力できる端末やシステムの開発等を共同で行っていく。
・ゼンリングループ内におけるIT環境整備に関する協力
ゼンリングループ内におけるIT環境整備のため、NTTネオメイトは自社のパソコン、IPネットワークサービス等の提供やネットワークの設計・構築・保守について協力する。
   
今後、両社は、合同の推進プロジェクトを発足させ、新しいGIS市場創造に向けた開発を始め、すべての業務提携の内容の具体化を推進していく。

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