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ゼンリン/住宅地図データ提供サービス拡充、25億円売上目指す

2009年04月14日/IT・機器

ゼンリンは4月14日、配信型GISサービスの強化として、住宅地図ネット配信サービス「ZNET TOWN(ゼットネットタウン)」とGISアプリケーションソフト「OA-Light(オーエーライト)」シリーズの機能・サービスを拡充し、5月1日からサービスを開始すると発表した

両サービスで3年後には25億円の売り上げを目指す。

「ZNET TOWN」は、ゼンリンの専用サーバに蓄積された全国の住宅地図データを、インターネットを通じて閲覧できるサービス。各種検索機能や地図の16段階縮尺表示に加え、サーバの地図データを定期的に更新しているため、買い替えることなく新しいデータを利用できるのが特長。

今回、インターフェースの刷新や、ワード検索、地図上への図形描画、ルーペ(拡大鏡)機能などを追加、使い勝手の向上を図った。従来は都道府県単位からの提供(例:東京都1ID定額制=月額約15万円)だったが、地区単位で利用できる「市区町村定額制」(1市区町村1ID定額制=月額2,100円~)を新設。

限定エリアだけを必要とするニーズにも対応する。今後は住宅地図帳ユーザーからの切り替え需要も見込む。

「OA-Light」シリーズは、通常のパソコンソフトに近いインターフェースを採用し、基本的な住宅地図検索・表示から、専門的なアプリケーションにも見られるような顧客管理・図形描写などの機能までを網羅し標準搭載した、GISアプリケーションソフト。

今回販売する「OA-Light IV」の最大の特長は、インターネット配信によるサービス提供が可能になったことだ。これまでは、アプリケーション費用(1ライセンス 1ID=157,500円~)に加え、別途地図データベースを購入する必要があった。

「OA-Light IV」では、導入の初期費用(1ライセンス1ID=39,900円~)と月額使用料(1ライセンス1ID=5,250円~)だけで手軽に利用できる。住宅地図データを利用する場合は、月額使用料(1ライセンス1ID=6,300円/月~)を追加して利用が可能だ。

地図はサーバで更新された新しいデータを使用できるため、地図データソフトを新たに購入する必要がない。従来のCD-ROM版の地図ディスクとの併用も可能で、用途・コストに応じた運用を実現する。

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