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日本ベーリンガーインゲルハイム/間接材調達システムを60営業日で構築

2003年02月16日/未分類

日本オラクル(株)と日本ヒューレット・パッカード(株)は、日本ベーリンガーインゲルハイム(株)が、日本オラクルの調達アプリケーション「Oracle Procurement」を短期間で導入するソリューション「FastForward iProcurement」を利用して新しい調達システムを60営業日で構築し、本番稼動したことを発表した。
世界42カ国140カ所を拠点にグローバルに活動を展開し、医薬品の売上で世界のトップ20に入る製薬企業のベーリンガーインゲルハイムの日本法人である日本ベーリンガーインゲルハイムは、間接材の調達業務における業務の効率化とコスト削減を目的とした、調達システムの刷新を計画していた。
同社は、新しい調達システムを構築するソリューションとして、日本オラクルのビジネスアプリケーション「Oracle E-Business Suite 11i」の間接材調達モジュール「Oracle Procurement」を短期で導入するソリューション「FastForward iProcurement」を採用した。
同社のドイツ本社の推奨と、オーストリアにおける導入実績に基づいて、導入を決定。また、「FastForward iProcurement」であらかじめ定義する業務のモデルが、同社の業務改革を実現する機能を十分に備えていた点や、既存の会計システムや取引先のシステムとの連携を、段階的に構築できる点も選択のポイントとなった。
導入プロジェクトは、日本ベーリンガーインゲルハイムのリーダーシップのもと、日本オラクルと日本HPが担当し、当初の予定通り60営業日で本番稼動を実現。
調達システムサーバとして、信頼性と実績の点からHPのUNIXサーバを選択。日本HPが「hp server rp2470」の提供ならびにシステム・インフラの整備を行った。
プロジェクトにおいて日本ベーリンガーインゲルハイムは、川西本社、東京オフィスはもとより全国の営業拠点、研究所、工場で、調達のための手続きを標準化し、全社的な調達金額や取引条件の適正性を把握するなど、短期でのシステム構築に必要な業務改革を強力に推進した。
今回の調達システムでは、社内のエンドユーザーがWeb画面の商品カタログから必要とする間接材を検索して購買依頼を行うと、自動的に承認者に承認依頼が行われ、承認を経てサプライヤーにEメールで発注されるという仕組みになった。
また、エンドユーザーがシステム上で行う、購買を依頼した商品に対するの受入れ処理に基づいて、買掛金の管理データが自動的に既存の買掛・会計システムに連携する仕組みをあわせて構築している。
同社では今後、本システムを利用して、取引先とのより密接な連携や扱い品目の拡大など、間接材調達の業務改革を推進すると同時に、請求書と購買実績のマッチングにかかる負荷の低減などに取り組む。
また、「Oracle E-Business Suite 11i」で電子カタログやXMLを活用した高度なシステム連携を行うことにより、サプライヤーとのより密接な協業体制の構築を目指す。
また日本HPは今回の実績を踏まえ、特に短期導入が求められる電子調達ソリューションとして、今後も引き続き日本オラクルの「FastForward iProcurement」を採用した事業を推進していく。

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