東レ／グループ繊維商事会社を統合・再編

東レ(株)は、関連会社の東レインターナショナル(株)と(株)ロンゼをことし4月1日付で合併する。東レインターナショナル社が存続会社となり、ロンゼの全事業および全従業員を継承し、合併後の資本金は16億円、売上規模は約2 000億円、従業員数380名となる。
グローバルビジネスに強みを有する東レインターナショナルの繊維事業とニットを主力にした国内繊維素材商社のロンゼを一体化させ、両社が有する特長のシナジー効果により、東レグループの繊維事業基盤強化と一層の経営効率化を推進すると共に、将来に亘るユーザーの多様なニーズに対応できる繊維素材(糸・綿・テキスタイル)商内の充実・確保を狙っている。
ロンゼのファイバー事業部は、東レインターナショナル社に新設される「ファイバー・産業資材2部」として、衣料事業部、ニット事業部は同じく新設の「テキスタイル2部」として移管される。
この新設2部がアパレル部など既存各部と共に、繊維事業部門の業容拡大を図ることにより、東レインターナショナルは素材ビジネスから縫製品オペレーションまで手掛ける繊維総合商社として、一層の事業拡大を図って、平成17年度の繊維事業売上高計画は、平成13年度比24%増の1 270億円を見込んでいる。