石川島播磨重工／スリランカ港湾局からコロンボ港向けコンテナクレーン３基受注

石川島播磨重工(株)は、伊藤忠商事（株）と共同で、スリランカ港湾局向けにコンテナクレーン３基を受注した。
本コンテナクレーンは、円借款によるファイナンスを受けて、スリランカ港湾局が首都圏コロンボ港内で開発を進めているコロンボ北埠頭の最新鋭ターミナルの中核設備として２００４年４月に納入される。製作はインドネシアのＩＨＩ関係会社であるチレゴンファブリケーター社で行なう。
コロンボ港はヨーロッパと極東を結ぶ歴史的な中継港として発展し、南西アジアのハブ港として成長した。
ＩＨＩは１９９９年、同港向けに港湾ヤード内でのコンテナの積み上げ・積み降ろしを行なうレール式ヤードクレーン４基を納入している。
ＩＨＩは、これまでに横浜港・南本牧埠頭向けアウトリーチ６３ｍの世界最大級のコンテナクレーン５基、オマーン・サララ港向けアウトリーチ５３ｍの超大型コンテナクレーン５基といった、世界最大・最高速クラスのコンテナクレーンを製作・納入するなど、国内外に約１６０基のコンテナクレーンの納入実績がある。
また、昨年３月には台湾の台湾プラスチックグループから最新鋭の吊り荷振れ止め機能を装備した新型コンテナクレーン１号機を受注するなど、アジア向けコンテナクレーンの好調な受注が続いている。