日本電気、ＩＦＳジャパン／アジア地域における製造業向けソリューション提供で協業

日本電気(株)およびIFSジャパン(株)は、中国やタイをはじめとするアジア地域において、製造業向けソリューションの提供を拡大するための協業関係を確立した。
協業関係は、日本企業のアジア地域の生産拠点に対して、会計・生産管理・購買などのシステム導入を推進するもので、国内拠点との緊密な業務連携を実現し、ユーザ企業のグローバルな事業展開の強化を可能とするもの。
NEC(およびIFSでは、協業に基づく製造業向けソリューションの提供により、中国やタイを中心に今後3年間で50システムの導入を見込んでいる。
主な協業内容
IFSのビジネスアプリケーション「IFS Applications」のアジア地域での販売を拡大するため、中国・タイ・シンガポール・マレーシアなどの現地法人の要員を中心に、両社あわせて60名体制を確立する。
日本とアジア各地で連携した提案活動を両社共同で推進するとともに、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有などの協力を行なう。また、5月19日～20日にタイのバンコクで開催される「Asia Automotive Forum 2003」において、NECが「IFS Applications」を紹介するなど、マーケティング活動や販売促進活動の協力を推進する。
提供するソリューションとして、会計・生産管理・販売物流・設備保全管理などを用意。アジア地域の拠点におけるシステム構築だけでなく、日本国内の拠点に導入したシステムとの連携ソリューションもあわせて提供する。
これにより、アジア地域における製造・生産と日本国内での設計・販売との緊密な業務連携を図り、ユーザ企業におけるグローバルな事業展開の強化を実現する。
アジア地域におけるシステム構築や保守サポートを行なうにあたって、現地のSI企業との連携を両社共同で推進していく。「IFS Applications」に関する技術や、日本国内の拠点と連携した業務内容について、SIパートナー企業に対する教育などを行ない、SI・サポート要員の育成に取り組んでいく。