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NTTアドバンステクノロジ/非接触ICカードと指紋認証を一体化した本人認証機器販売

2003年05月11日/未分類

NTTアドバンステクノロジ(株)(以下:NTT-AT)は、エムコマース(株)の非接触ICカードリーダライタと指紋認証機構を一体化した、本人認証機器「MTAC200U」を7月より販売開始する。
情報システムへのアクセスやネットワークを介したアクセスにおいて、本人認証によるシステムセキュリティの構築が重要かつ、急務になっています。本人認証の方法としては、指紋認証が実用面・価格面から優れた方式とされており、昨年からICカードに登録された本人の指紋情報と照合を行う「MUSB200-COMBO」を販売してきた。
「MTAC200U」は、「MUSB200-COMBO」をベースに、更にICカードリーダライタ部を今後主流となる非接触型とし、読み取り・書き込みの確実性を強化した。
またICカードに格納された指紋情報との照合を本装置内で行い、照合結果のみを接続されるPCに送信するため、指紋情報が本装置内から外部に流出せず、より強固なセキュリティを実現。
これらの機能により、機密情報の盗用や改ざんや成りすましによる不正アクセスの防止を低価格で実現することができる。
同社では、今後ますます本人認証が重要となると予想されるeコマース、電子政府・自治体等の分野へアプリケーションも含めたシステムとしての提供を進め、今後1年間で10システムの導入、3億円の売上を予定している。
本認証システムの特徴および利点
1. 指紋による本人認証のため、煩雑な暗証番号やパスワードおよびPINの管理・記憶が不要となり、セキュリティが強固になる。
2. 指紋情報や個人情報はICカードに保存し、指紋情報の照合も本装置内で行うので、個人のプライバシーが保護され隠匿性が高まる。
3. ICカードへの書き込み・読み取りは、接点を用いない非接触で行なわれるため、ICカードとカードリーダーの消耗を抑えることができる。
4. ICカードをホルダーに置くだけで確実に書き込み・読み取りを行えるので、利便性が向上。ISO/IEC 14443 TypeB準拠の標準ICカードに対応しているので、社員証や印鑑登録カードおよびクレジットカードなど、現在使用されている大半のカードに使用できる。当面はICカードとしてNTTコミュニケーションズ株式会社が取り扱っているeLWISEカードを対象とする。
5. 機器の電源をUSBから供給するため、ACアダプタなどの機器用の電源ユニットを別に持つ必要がない。
6. ICカードに保存されている本人の指紋情報と秘密鍵を連動されることにより、信頼性の高いPKIサービスや電子署名サービスを提供。
7. 上記サービスで必要となるICカードに指紋情報を管理するソフトウェアも併せて提供するので、容易に自治体や企業の認証局が構築できる。

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