LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

ミヤマ/エコドライブナビゲーションシステムMHS-01発売開始

2003年05月22日/未分類

ミヤマ(株)は、商用車に搭載し、リアルタイムでエコドライブをナビゲートするエコドライブナビゲーションシステムMHS-01を発売開始する。システムの開発・設計・製造はミヤマが、また、販売は(株)トーメン、豊田通商(株)が担当する。
自動車向け、省エネ、CO2削減装置として一昨年技術開発に成功。その後、物流企業の協力によるフリートテスト(公道を使った実際の運用状況での実証テスト)を重ね、このたび製品化に至った。
同製品は、ドライバーの運転操作をリアルタイムで解析し、今どんな運転操作をすれば環境負荷が少なく、燃料の使用量を抑えることができるのかをリアルタイムでナビゲーションするシステム。
「エコドライブナビゲーションシステムMHS-01」は、車両の車速信号、エンジン回転信号、アクセル開度信号およびMHS-01本体内蔵のGセンサ情報をもとに、車両のエンジン性能・道路の状況・車重変化などをリアルタイムに演算して、瞬時に最適なエコドライブを割り出す。
車載ディスプレイ上のメーター表示(エコグラフメーター)と8種類の表示を音声と画面で分かりやすくナビゲート。同時に、走行データをメモリカードに記録し、運行終了後には、専用ソフトウェアによって運行管理者による評価・解析・事後指導するもの。
「エコドライブナビゲーションシステムMHS-01」の製品構成は、
①走行車両の各種情報を演算処理する「メインユニット」
②ドライバーの運転操作を理想的なエコドライブへと画面表示でナビゲートする「ディスプレーユニット」
③メインユニット内のメモリカードに記録された走行データを多角的に解析・評価する「運行管理ソフトウェア」
となります。
同システムの製品化にあたっては、過去2年以上にわたり、約10社の協力を得たフリートテスト、あるいは自社車両による実証走行を実施。20tトラックで平均燃費6.5km/lを記録するほか、約20~30%の燃費改善率が確認されており、また燃費改善に伴って二酸化炭素排出量の削減にも大きく貢献する。
販売対象車両としては、物流企業ならびにメーカーの物流部門が所有する約1千万台の既存トラックをターゲットとしているが、今後、新車の購入タイミングに合わせて「MHS-01」の売り込みも図っていく計画。
また、環境対策に取り組む全国の自治体にも積極的に製品の紹介ならびに普及への支援・協力を要請する。
製品価格:
・メインユニットとディスプレーユニットを含む本体装置価格  250 000円
・メモリーカード30 000円
・評価ソフト(2種類) (Windows版)300 000円
(Oracle9i版)400 000円
・取り付け作業費約50 000円
(2)販売目標(トーメン・豊田通商合計):
初年度:5 000台 15億円 
2年目:10 000台 30億円
(3)販売網
トーメンと豊田通商は下記のとおり独自の販売チャンネルで販売活動します。
・トーメン:初年度は全国約20社の車載装置販売店を組織化し、新たな エコドライブナビゲーションの販売ルートを確立した。
・豊田通商:自社系列および取引先関連の自動車部品販売店を中心に全国展開を予定
(4)初期費用の回収期間:6ヶ月~1年以内
設定条件:軽油単価65円、走行距離300km/d  72 000km/y
燃費改善率 30% 大型車3.5km/l として6ヶ月~1年以内で回収

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース