LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

トヨタ自動車/新しい環境評価システム「Eco-VAS」導入

2003年06月18日/未分類

トヨタ自動車(株)は、自動車に係わる環境対応を一層推進するため、新たな環境評価システムの導入を決定し、今後、総合的な環境評価への取り組みを強化していく。
同社は、1998年に開発設計部門にISO14001を導入し、環境負荷低減目標の達成状況を マネジメントしてきた。
今回、導入を決定した「Eco-VAS」(エコバス:Eco- Vehicle Assessment System)という新システムは、車両開発責任者によるマネジメント強化を目的としており、車両の全開発プロセスを通じて、自動車の生産、使用、廃棄にいたるライフサイクルアセスメント( LCA:Life Cycle Assessment )の考え方を踏まえた総合的な環境評価を実施するもの。
「Eco-VAS」の特長は、
・車両開発責任者が開発の企画段階で、担当車両の環境に関する負荷低減目標値を設定する。
・評価項目は、使用段階の燃費、排出ガス、騒音、廃棄段階のリサイクル性、環境負荷物質の削減に関する項目および生産から廃棄にいたるライフサイクル全体で排出されるCO2まで広範囲。
・リサイクル性、環境負荷物質使用量およびLCAの評価のために、既存の各種環境データベースを活用できるよう新たに構築するコンピューターネットワークにより、車両開発責任者や担当者が手もとのパーソナルコンピューターを使い、開発のプロセスにおいて、随時目標達成状況がチェックでき、評価結果の確認・フィードバックを繰り返し行える。
今回の「Eco-VAS」は、2005年度を目標年次とする第3次「トヨタ環境取組プラン」(2000年4月策定)の取り組み項目「総合的な事前評価体制の整備」を推進するもので、今後、2005年から本格展開し、全ての新規開発車両での開発企画段階からの環境総合評価を実施していく計画。  
 

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース