住金物産／中国・青島における繊維製品の物流センター設立

住金物産(株)は、中国において、上海の「上海恵幸服装整理有限公司」に続き2社目となる繊維製品専用の物流センターを青島に住友倉庫(株)と共同で設立し、年内に営業を開始する。
住友倉庫の中国における物流業務の経験と実績、当社の繊維製品のSCMのノウハウを融合させ、青島では初めてとなる大規模な繊維製品物流センターを目指す。
新会社の資本金はUS$260万で、同社が10%出資するほか、住友倉庫が83%、残りを住友倉庫の関係会社、大阪梱包運輸(株)と中国の運輸大手の大通国際運輸有限公司が出資する。
名称は「青島住倉国際物流有限公司（仮称）」とし、同市経済技術開発区の中心部約3万㎡の土地に、本格的な繊維製品検品機能を備えた近代的な倉庫施設約1万㎡を建設する。
青島は、もともと中国での繊維製品生産の中心地域だが、従来の華南、華東地域に加え、繊維製品の生産基地としての重要性が増してきている。
同社においても、上海地区に次いで取扱量が多い青島地区で繊維製品を集約し、検品、検針、値札・下札付けなどの各種物流加工業務の効率化を図るとともに、当社独自開発の繊維貿易情報システム“WINDS”に組み込み、生産・物流・販売のSCMの構築を進めていく。