資生堂／銀座本社と汐留オフィスの「ゼロエミッション」を達成

(株)資生堂は、銀座本社と「資生堂汐留オフィス」において、ゼロエミッション（ゴミゼロ）を達成した。同社は「2003年度までに、すべての国内化粧品工場において、ゼロエミッションを達成する」目標を掲げて推進中で、5月に汐留へのオフィス機能の移転に伴い、オフィス環境の見直しを強化して100％リサイクルを目指してきた結果、ゼロエミッションを実現した。
ゼロエミッションは、全ての排出物を再使用または再資源化（マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクル）すること。資生堂では、オフィスの排出物の再資源化率100%をゼロエミッションと定義している。
汐留オフィスへの移転に伴い、大量に発生した使用済みオフィス家具（作業机、いす、収納棚など）については、汐留オフィスで流用できるものは活用し、残りの家具を他の事業所やグループ企業で再利用する仕組みをつくった。
不要となったものはオークションやリサイクル業者への引渡しによる再資源化し、汐留オフィスでは、無線ＬＡＮの配備や文書のデジタル化を推進することで、従来の書類などの保管スペース量を3分の1に削減するなど、ペーパーレス化にも努めている。