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松下冷機/事業構造改革で生産拠点再編

2003年07月24日/未分類

松下冷機(株)は、構造改革の一環として、「グローバル最適地生産の推進」ならびに「松下冷機転進支援プラン」を実施する。
同社の主力製品である家庭用冷蔵庫は、グローバル市場での海外メーカー(特に中国、韓国)の攻勢による市場競争の激化、国内市場での製品価格の下落などが重なり、厳しい経営環境が続いているため、同社の成長エンジンとしての海外事業を強化し、グローバルな視点での収益力の向上をめざす。
ノンフロン冷蔵庫や高付加価値のデバイス事業に経営資源を集中し、グローバルでの最適地生産体制の構築に向けた生産拠点の再編を実施する。
1.冷蔵庫生産を草津工場へ集約
ノンフロン冷蔵庫の市場拡大を見据え、さらなる高効率の生産体制構築に向けて、コンプレッサー式冷蔵庫の国内生産拠点を草津に集約する。
2.コンプレッサー事業部と冷熱部品事業部の統合によるデバイス事業部の新設
先進技術のノンフロン冷蔵庫用コンプレッサーや真空断熱材などを中心とするデバイス事業をグローバルに一元展開するため、コンプレッサー事業部と冷熱部品事業部を統合する。国内拠点は引き続き草津、藤沢の2拠点とし、グローバルに販売ネットワークを持つ強みを生かして、デバイス事業の拡大を図る。
3.その他
ショーケース等の食品機器について、経営資源の最適配分の観点から、生産委託・OEM受給への切り替えを含めて、自社生産の見直しを行い、自動販売機及び新規商品に重点をシフトする。
実施時期は、2003年12月~2004年3月で、 従業員は、同社各事業場への再配置、および松下ホームアプライアンス社への出向を基本とするが、本人の意思により、異動を希望せず社外への転進を希望する従業員を対象に、「松下冷機転進支援プラン」をはじめとする、再就職への支援を実施する。

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