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トヨタ自動車/バイオプラスチック生産実証プラントを建設

2003年07月28日/未分類

トヨタ自動車(株)は、植物資源を原料としたバイオプラスチック(ポリ乳酸)を生産する年産1000トンクラスの実証プラントを、日本国内の既存工場内に建設する。
同社は、「地球再生・循環型社会構築」に向け、自動車の生産・使用・廃棄、全ての段階で環境負荷低減に取り組み、様々な分野の環境負荷低減技術の研究・開発にも積極的に取り組んでおり、その一環として、バイオプラスチック製造技術の研究・開発を推進している。
既に、自動車用に耐久性・耐熱性等を向上させた「トヨタ エコプラスチック」として、5月にモデルチェンジした新型「ラウム」に採用を開始している。
今回の実証プラントは、バイオプラスチック製造のための各工程の要素技術がほぼ確立したことを受け、量産化に向けたコストや品質目標達成の検証を行うことを狙いに建設するもので、サトウキビを原材料に、乳酸の発酵・精製からポリ乳酸の重合(高分子化)までを一貫して手がける計画。
バイオプラスチックは、大気中のCO2を吸収して成長した植物資源を原料とするため、従来の石油系プラスチックに比べ、地球温暖化防止に貢献するだけでなく、土中の微生物により水とCO2に分解されるという生分解性を付与することもでき、廃棄物処理問題の解決にも役立つ等、極めて環境負荷低減に貢献度の高いもの。
バイオプラスチック実証プラントの概要
建設予定地:日本国内の既存工場内
敷地面積:約5000㎡
建設開始予定:2003年内
実証開始予定:2004年 8月
生産規模:年産1000トン
原材料:サトウキビ
投資額:約23億円

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