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佐川急便/中国で「保利佐川物流有限公司」設立

2003年07月31日/未分類

佐川急便(株)と、中国保利集団公司(本社:北京市、総経理:賀平)傘下の保利科技有限公司(本社:北京市、総経理:張連生)は合弁事業として中国初の総合物流企業となる「保利佐川物流有限公司」を設立した。
通常、外資系企業による物流事業は分野毎にそれぞれ分断されており、なお且つ地域に限定した事業しか展開できないが、この保利佐川物流有限公司は地域に限定されず、中国全土レベルで自社による物流事業を展開できる企業となる。
中国全土において国際輸送から通関手続き、一般貨物国内輸送、倉庫、物流加工までの事業が可能となり、中国企業や日系企業に限らず、香港・台湾の企業も対象に営業を展開し、自動車部品や電子部品、精密機械、アパレルなどの企業物流を受託していく。
また、保税・輸出監管・一般貨物保管機能を有する倉庫の営業許可を政府当局から取得しており、同一倉庫内において物流加工業務および混載業務が可能となる。同社の敷地内は、保税区外でありながら保税区と実質同等の機能をあわせもつ。
来年10月には、深セン経済特区に新社屋を完成させ、3年後の2006年の売上高30億円と、北京・上海・広東省を中心とする沿岸地帯に30拠点の設立を目標にしている。
なお、6月に当合弁事業の設立が批准され、7月10日に営業許可証の発給を受け、9月1日から営業を開始する予定。
新合弁会社について
社名:保利佐川物流有限公司(POLY-SAGAWA LOGISTICS CO.,LTD.)
設立:2003年6月
所在地:中華人民共和国・深セン経済特区南山区
出資比率:佐川急便株式会社 50%、保利科技有限公司 50%
登録資本金:1,080万米ドル(約13億円)
役員構成:佐川急便から、董事長1名 董事2名(総経理含む)
保利集団公司から、副董事長1名 董事2名(副総経理含む)
合弁期限:20年
事業範囲:下記の事業が中国全土で可能
海運・陸運・空運輸出入貨物に関わる国際フォワーディング業務、国内輸送業務、倉庫保管業務、倉庫における物流加工業務、国際クーリエ業務、第3国の貨物を保税状態で保管して中国国内貨物と混載のうえ輸出、中国への輸入貨物の貿易決済と中国国内配送
従業員:50名前後(営業開始当初)

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